PancakeSwap(パンケーキスワップ)やUniswap(ユニスワップ)などのDEX(分散型取引所)を利用したコインの交換が国内でも主流になりつつありますが、まだまだそれらは発展途上です。
まだ日本人にはよくわからないエラーや、謎英字エラーが普通に出るので、慣れていない初心者が仮想通貨の取引のために取り扱うにはハードルが高めのツールとなっています。
ましてや、取引所をあまり使ったこともないような初心者が、いきなりこれらの分散型取引所を使いこなすにはそれなりに根気がいるかと思います。
そもそもこのようなエラーが難しい原因は、英語の根本的な意味がわからないせいでしょう。
これらをそのまま和訳して、解決できないというドツボにハマる場合も多いような気はします。
しかし、実際こういったエラーは、みなさんが思っているよりは単純な原因の場合がほとんどです。
そこで今回は、ボクの方でパンケーキスワップを使ったときに、実際に遭遇したエラーとその解決方法を一覧にしてみました。
目次
接続の問題
パンケーキスワップでトレードを行う場合はまず、「connect wallet」ボタンを押さないといけませんが、このときにその時々で様々なエラーが発生します。
Already processing eth_requestAccounts
一番多いのは、ウォレットの接続が出来ない問題。
「Already processing eth_requestAccounts. Please wait.」
ウィレットにログインせずにそのまま「connect wallet」をしようとすると、大体の場合上記のエラーが表示されます。
この場合はウォレットからログアウトしているため起こっているエラーと考えられます。
そのため、ウォレットにログインして再度接続しなおすと正常にコネクトできる場合があります。
no provider was found
次の問題は環境によるエラー。
「no provider was found」
このエラーが起こる場合は大抵スマホから接続を試している場合かと思います。
これはなるべくPCから入って接続をした方が安定します。
ユニスワップもそうですが、スマホからは安定しない印象が強いです。
ネットワークが間違っています
パンケーキスワップはBNBベースのネットワークを使用しているため、ETH専用のウォレットから接続をしようとすると以下のエラーがおきます。
「ネットワークが間違っています」
上記の例は単純にネットワークが間違っています。
ユニスワップはETHベース、パンケーキスワップはBNBベースと決まっているので、メタマスクの場合であればネットワークの切り替えを事前にしておく必要があります。
ちなみにユニスワップの場合は間違った接続時にネットワークの切り替えを促されます。
親切ですね。
スリッページの問題
スワップが失敗する大きな原因の一つとして、だいたいはスリッページが問題の場合が多いですね。
そのようなエラーが起きた場合は大体以下の写真のような結果が表示されます。
「Unexpected issue with estimating the gas Please try again.」
日本語訳で「ガスの見積もりに関する予期しない問題」という意味ですが、価格変動が大きな通貨や、マイナーな通貨はこのエラーがよく出ます。
この場合はスリッページを広げると解決することがほとんどです。
このスリッページとは交換を実際に行った時の価格のズレのことです。
そのほか、以下のエラーなどもこのスリッページが原因で起こっていると思っていいかと思います。
「INSUFFICIENT_OUTPUT_AMOUNT」
「PancakeRouterで”出金量の不足”エラーが発生した」という意味ですが、これだけ見ると数量が足りなくて失敗していることになります。
ただ根本的な原因としては、これも価格のズレ、つまりスリッページから起きるエラーがほとんどです。
FXなどの経験者は理解できると思いますが、実際の取引ではこのスリッページという範囲をあらかじめ決めてから交換を進めることが基本になります。
草コインはよくこのズレが10%~20%と大きいことがあるので、ズレが大きくて結果的に取引枚数よりこちらが提示した枚数が少なく提示されて枚数不足という結果でエラーが起きることが多いです。
そのため、失敗した時はこの部分を確認した方がいいかもしれません。
というわけで解決策としては、「スリッページを広げる」です。
パンケーキスワップなら「Slippage Tolerance」がこれにあたります。
そのほかの問題の場合
そのほかいろんなエラーが起こる可能性がありますが、まずエラーが発生した時点でエラー内容をコピペすることを推奨します。
そのエラー内容で検索をかけると、大体の場合は同じ内容で困っている同士が見つかるはずです。
また、基本的なエラー対策は以下のサイトで詳細に解説されています。
ユニスワップやパンケーキでエラーが出てスワップできないときの対処方法
まずは起こりうるエラーの芽を潰してから、それから先に進めましょう。
ウォレットの種類によってもエラーが発生したりします。
ぼくが個人的におすすめする安定したウォレットはMetaMaskdesu。
ERC20専用ウォレット「MetaMask」(メタマスク)の導入と送信受信方法などの使い方
こちらが大変使いやすくて5年ほど使用していますが、現在まで特にバグなどはなく、安定して使えています。
ちなみにパンケーキスワップの、一般的なエラーの内容は公式でも割と親切に解説されています。
エラーの内容に困ったときは、公式サイトのトラブルシューティングを参考にするのも手です。