暗号通貨では、さまざまなチェーンネットワークが使用されており、基本的には異なるネットワークで通貨を使用することはできないようになっています。
例えば、ビットコインのネットワーク上ではイーサリアムは使えませんし、ビットコインウォレットにリップルを送金することはできません。
これはネットワークが違うからですね。
ちなみに今では、主に3つのチェーンネットワークが主流になっています。
その3つとは以下のもの。
・バイナンス(BNB)
・polygon(MATIC)
中でも最も有名なものはイーサリアム系で、規格はERC20と呼ばれています。
こちらは、メタマスクには最初から設定してありますね。
なので最初からイーサリアムや他のイーサリアム系草コインを保管することが出来るわけですね。
さらにERC20以外のネットワークでも設定から追加することで、その規格のトークンを取り扱うことが可能。
なお、実際のネットワークの追加と切り替えの方法は過去記事で解説しています。
メタマスクでは必ずこの設定をやらないとBNBなどを表示することができないので、注意が必要です。
ネットワークの設定が終わったら次にすることはコインを入金することですが、ここで使用する情報がコントラクトアドレスというもの。
このアドレスは各コインに一つ設定されており、このアドレスによってどのネットワークに属しているかの確認が取れます。
目次
イーサリアム(ETH)のコントラクトアドレスの調べ方
イーサリアム系の規格はERC20と呼ばれます。
この規格のコントラクトアドレスの調べ方は、以下サイトで通貨単位または通貨名で検索すると見つかります。
Etherscanに移動
見るべき部分はProfile Summaryのところ
「Contract」と記載された項目がその通貨のコントラクトアドレスになります。
ちなみに上記のアドレスはSHIBA INUコイン(SHIB)のアドレスです。
画像では以下のアドレスを確認できるかと思います。
0x95aD61b0a150d79219dCF64E1E6Cc01f0B64C4cE
バイナンス(BNB)のコントラクトアドレスの調べ方
バイナンス系の規格はBEP-20と呼ばれ、BSCと呼ばれるネットワーク上にあります。
バイナンスは以下のサイトで検索するとコントラクトアドレスを確認できます。
BscScanに移動
ちなみに検索方法はEtherscanと同じですね。
polygon(MATIC)のコントラクトアドレスの調べ方
polygonはMaticネットワーク上で使えるトークンです。
こちらは最近になって一般にも認知され始めてきましたね。
polygonのコントラクトアドレスはPolygonscanを使うことで、確認可能です。
Polygonscanに移動
こちらも基本的な使い方はetherscanと同じ。
このネットワークは、あんまり馴染みのない方も多いかと思います。
polygonは主に、NFTの売買のために利用されることが多い印象。
これらNFTの規格はERC-721と呼ばれており、現在ではいわゆる非代替性トークンとしても有名ですね。
例えば、NFT販売で有名なOpen SeaなどもこのPolygonscanでアドレスを確認することが出来ます。
このほか、PegaxyやLeague of Kingdoms、CitizenなどのNFTトレーディングカードもこのサイトでアドレスを確認することが可能。
コントラクトアドレスとは?
コントラクトアドレスとは、簡単にいえば「そのコインの情報が詰まった暗号」といえます。
なので、このアドレスの用途はそのコインの情報を取得するためにあります。
間違ってもこのアドレス宛にコインを送金しないようにしましょう。
まあ、最近は間違って送金した場合にエラーなどでキャンセルしてくれる機能が付いていることがほとんどです。
(ボクも昔間違ったことがあります。)
とはいえ、100%返金してくれる訳ではないため、基本的に間違ってコントラクトアドレスに送金してしまった場合は無くなることを最悪覚悟しましょう。
それで、送金アドレスとコントラクトアドレスの見分け方ですが、「Etherscan」などを使って検索をかけるのが一番手っ取り早いです。
コントラクトアドレスであれば「Profile Summary」とともに「Contract:」という表記が出ますし、そうでなければこの「Profile Summary」自体が表示されません。
ちなみに見た目での判断はおそらく不可能です。
コントラクトアドレスをコイン一覧から確認
草コインなどの全てのコントラクトアドレスを確認する一番手っ取り早い方法。
それは「コインマーケットキャップ」などの価格追跡ウェブサイトを利用するのが最も効率的でわかりやすいかと。
コインマーケットキャップに移動
まず一覧からコインを探します。
右上の方にあるサーチから検索するのが早いでしょう。
実際のアドレスの表示場所ですが、画面上に「Contract」という項目があるので、すぐにわかるはずです。
ぼくが実際に手っ取り早くアドレスを調べるときは大体この方法を使っています。
ただし100%間違い無い情報を知りたいのであればやはりEtherscanなどを利用するべきでしょう。