【Bsc検証】リップル(Ripple)やライトコイン(LTC)をメタマスクウォレットに送信し、保管する方法

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知っての通り、メタマスクウォレットでは通常、ビットコインやライトコイン、リップルなどの仮想通貨は保管できません。

メタマスクウォレット宛に送金もできません。
これは各所でも周知の事実。

しかし、実はリップル(Ripple)やライトコイン(LTC)、そしてビットコインですらメタマスクウォレットに送金は可能です。

あまり知られていない事実ですが、送金できます。

そして、メタマスクでリップルなどのコインを保管できるかどうかというと、実際のところ実質保管は可能です。
実際に保管している画像がこちら。
メタマスクにXRP保管

これ、一見矛盾しているように聞こえますし、言っていることが無茶苦茶に聞こえるかもしれません。
しかし、構造を理解できれば納得がいくかと思います。

今回実際にリップルを送金・表示してみましたので、どうやって保管するか解説していきます。

ちなみに今回の方法は中級者向けの内容となっています。
送受信に関してのトラブルは自己責任でお願いします。

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バイナンススマートチェーンとは?

種明かしをすると、バイナンススマートチェーンでは、リップルやビットコインなんかの別ネットワークのコインをペグトークンとしてネットワーク上に登録しています。

例えば、USDのステーブルコインに「USDT」がありますね。
それと同じように、リップルやビットコインなどの主要コインをステーブルコインのような感じで、BSCで利用できるようにしているということです。

このペグトークンの原理ですが、簡単にいうとこちらから送ったXRPの本物のコインはネットワーク上でロックされます。

そしてロックした数量分の対応するペグトークンを、持ち主に付与する仕組みになっています。

ちなみに紹介したコイン以外にもペグされたコインは多数あります。
イーサリアムやAvalanche、Polkadotなどもこのネットワーク上に送ることができるようです。

このペグトークンの一覧はBscScanでも確認できます。
BscScanを見る

冒頭で「実質」という言葉を使ったと思います。
これはシステム上の意味ではコイン本体を保管している訳ではないといえるため。
とはいえ、結局のところシステム上の話で言えば、ということなのでただ保管する分には問題はないかと。

結論、特にデメリットもなくリップルなどをメタマスクで保管できると考えてもいいかと思います。

メタマスクにリップルなどを保管するメリット

一番のメリットは送金・入金・スワップ時の手数料、いわゆるガス代を大幅に抑えることができるということ。

特にビットコインやイーサリアムなどの主要コインたち。
今やこれらは数千円規模の手数料が当たり前のようにかかるため、手数料をいかに安くするかは大きな課題となっています。

それに比べるとBNB系のメットワーク手数料は圧倒的に安いのが魅力。
そして、メタマスクに保管しているXRPトークンはあくまでBEP20トークンと同じ形式なので、バイナンスコインを操作する時と同じ手数料で送受信ができるという訳です。

実際、リップル100XRPに対しての平均的な手数料は日本円で約10円程度。
イーサリアムなどは現状で大体3000円程度かかるため、ほぼ30分の1の手数料で済むことが伺えます。
bscの手数料

また、リップルのウォレットは公式のウォレットというものがなく、昔あったリップルクライアントも今や廃止となっている状態。

新しい安全なリップルウォレットを探している人にとっては、海外の聞きなれないウォレットを使うことに抵抗がある人も多いかと思います。

その点で言えば、メタマスクほど知名度があって使い慣れたウォレットは他にはないはず。
普段使いのウォレットでリップルも保管できるとなれば、使わない手はないでしょう。

メタマスクでのバイナンススマートチェーンの使い方

メタマスクでは、ネットワークの追加でイーサリアム系のコイン以外の草コインを保管することができます。

まずは、この仕組みを利用して、バイナンススマートチェーン(BSC)を導入するところから始めましょう。

ネットサークの追加方法はこちらの過去記事で解説しています。

【完全版】メタマスク(MetaMask)のスマホ・PCブラウザの使い方とNFT表示方法
メタマスクとは、PCとスマホ両方で使えるwebウォレットのことで、国内で最も人気のあるホットウォレットの一つです。 このウォレットを持って...

ちなみに上記記事では、メタマスクの基本的な利用方法も記載しているので、つまずいた時のトラブルシュートにおすすめです。

ネットワークの登録が完了すれば無事にメタマスク内でBSCを活用することができます。
バイナンスコイン(BNB)もこれで保管と表示ができるようになりました。

まあ、ここまではよく聞く内容かと思います。

リップル(Ripple)などをメタマスクウォレットに表示する方法

上記の手順で、メタマスクにBSCネットワークの追加が完了したら、次はトークンを表示させてみます。
ここから実際にリップル(XRP)をメタマスクに表示させてみます。

とりあえずトークン追加で下記コントラクトアドレスを入力してみてください。
自動的に「XRP」との表記が出るはずです。
リップル(XRP)をメタマスクに表示

【XRP】

0x1D2F0da169ceB9fC7B3144628dB156f3F6c60dBE

ちなみにそのほかのトークンは以下のアドレスで表示させることができます。

【LTC】

0x4338665CBB7B2485A8855A139b75D5e34AB0DB94

【BTC】

0x7130d2A12B9BCbFAe4f2634d864A1Ee1Ce3Ead9c

上記以外のトークンの一覧はBscScanで確認できます。
BscScanを見る

ちなみにこれらのアイコンは無名の草コインを表示させた時のものと同じような形になっているかと思います。
でも決して偽物とかではないので勘違いなさらず。
ペグトークンなのでそうなっているだけですね。

リップル(Ripple)をバイナンスからメタマスクに送信して保管する方法

上記手順でメタマスクにリップルを表示させたらあとはメタマスクにリップルを送信するだけです。
今回はBSCを利用するためにバイナンスでリップルを購入して準備しています。

バイナンスに登録

なぜバイナンスかというと国内の送金ではそもそもネットワークを選択出来ないから。
・・・非常に残念ですね。

というわけで、送金にあたり、重要なポイントがあります。

XRPの出金時は必ず、ネットワークを「BSC BNB Smart Chain (BEP20)」に設定してください。

理由はバイナンススマートチェーン上のトークンを使うからです。
逆にこれでないとメタマスクにXRPを送ることはできません。

なのでネットワークの選択すらできない国内の取引所では、この方法は使えません。
一度バイナンスを経由させるしかないかと。
ネットワークを「BSC BNB Smart Chain (BEP20)」に設定

バイナンスでの送金方法は「現物」または「両替」ページにあるメニューから「出金」を選択。
対象コインと送金先アドレス、ネットワーク、金額を入力することで送ることができます。

BSCを選択したときに「選択されたネットワークがBSCであるため〜・・・」との警告が出ますが、今回BSCを使うので「間違いありません」で進めて大丈夫です。

送信先アドレスはいつも通り、メタマスクのパブリックアドレスで問題ありません。
選択されたネットワークがBSCであるため〜・・・

送信後、通常2~3分程度でメタマスクにXRPの数量が反映されるはずです。
これで完了。

上記手順が不安な方は一度少額のXRPを送ってみて確認してみるのもおすすめ。
少額送金での確認はウォレット操作の基本だと個人的には思います。

ちなみにリップルがなぜBSCを利用できるかというのは最初の方で解説している通り、対応するペグトークンがネットワーク上にあるから。
リップルは「Binance-Peg XRP Token」というものがペグトークンとして登録されているからこの方法が使えます。

逆に、ペグトークンが未登録の別ネットワーク上のコインをBSCで送金することはできません。
なんでもかんでも送金できる訳ではないので注意。

ペグトークンが存在するかどうかはBscScanの一覧から確認できます。

リップル(Ripple)をメタマスクからバイナンスに送信する方法

メタマスクからバイナンスにXRPを送金する際ももちろんネットワークはBSCを使用します。
そのほかの操作は普段の操作方法と同じですね。

なお、送金に関しては下記のメタマスクの基本操作を確認してください。

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唯一違う点としては入金先のアドレスはBSC専用アドレスを選択すること。
これは間違いなく必ず選択してください。

これを間違えるとエラーでキャンセルになったり、最悪送金資金がなくなります。

具体的にはバイナンス側で「入金」を選択後、ネットワークで「BSC BNB Smart Chain (BEP20)」を選択すればOK。
あとはメタマスクからそのアドレスに送金。

これでバイナンスにXRP数量が反映します。

このように、一度やり方さえわかれば非常に簡単に、異なるネットワーク上の仮想通貨を送ることができます。

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