僕の投資方法として、草コイン(アルトコイン)は分散投資を前提に何種類もの通貨を購入しています。
だいたい40種類くらいあるかもしれません笑
今までは各所の取引所のみに保管していましたが、最近これらのほとんどがいわゆるERC20トークンというものであることを知りました。
つまり、そうなるとそれら全てをデスクトップクライアントの「My Ether Wallet」で管理できることになります。
それで今まで、このような方法を考えたことがなかったので、今回はその方法について調べてみました。
目次
My Ether Walletとは
イーサリアム(Ethereum)のデスクトップ(クライアント)ウォレットとしては認知度が高いと思います。
所持しているもので、ERC20トークンの種類が分からないときはetherscan.ioを見ればわかります。右上で名前を検索しても出てきます。
My Ether Walletの作り方
ウォレットの作り方は別記事で紹介しています。
基本的にはパスワードを設定してkeystoreファイルを作るだけです。
作成する上での使用プラウザはGoogle Chromeを推奨します。
My Ether Walletをローカル(オフライン)上に持って行く
知っての通り、このウォレットの安全性はいわゆるWebウォレットと同格になります。
ネットでこのウォレットを開くわけですから、オンライン上にさらされるわけですね。
(※厳密には、一般としての扱いは他のWebウォレットとは違います)
しかし、この本体をローカルで保存する方法はあります。
その方法が「My Ether Wallet」本体をPCに移動させるというもの。
「My Ether Wallet」のサイト、ずっと下の方の右側に「Github: Current Site & CX」という項目があります。
それをクリックすると、開発専用のページに移動します。
一般人には馴染みがないですが、例えばマイクラとかのModをいじくり倒している人であれば誰でも知っているような専門のソースコード配布場所として知られています。
次のページでは、触るのを躊躇するようなわけの分からない画面に移行しますが、ここでの操作はたった二つです。
右上の「Clone or download」をクリック。
表示された「download ZIP」をクリック。
これで「My Ether Wallet」が入ったZipファイルがPCにダウンロードされます。
ローカル上で開く
ダウンロードしたZipを開きます。名前は「etherwellat-mercury」となっているはずです。
(※バージョンによって名前は異なる場合もあります)
ファイルの中の「dist」ファイルから「index.html」を選んでそれをプラウザ(Google Chrome推奨)で開くと、今まで使ってたものと全く同じウォレットのページが開くはずです。
あとは通常通りの操作で問題ありません。
このファイルを置いておくPCは、極力オフラインにしておいたほうがいいです。
何ならPCを使う時以外はネット環境を切っておけばいいかと思います。
参考情報は「ローカルにMyEtherWalletをダウンロードする」です。
ERC20トークンを送信する
実際にERC20トークン(草コイン)を送ってみます。
逆に、このウォレットから取引所などに通貨を送るときはちゃんとそれぞれの通貨のアドレスに送る必要があります。
普通にイーサリアムに送ってしまうと最悪消滅します。
適当な取引所からトークンを送ります。
今回はBananceから仮想通貨ICON(ICX)を「My Ether Wallet」に送ってみます。
まずはこのトークンがERC20準拠であるかどうかの確認をします。
方法は2つあって、まずは先程言ったetherscan.ioでの検索で見つける方法、それと「My Ether Wallet」の「Show All Tokens」でそのトークンを探す方法があります。
個人的には後者をよく使いますが、慣れないうちは両方で見て確認した方が安心です。
トークンがERC20準拠かどうかの確認
「etherscan.io」では右上の検索で記号を打ち込んで探します。
ありました。
ちなみにこの画面では発行総量やトークン所持者数など、一通りの情報が確認できます。
一方で、「My Ether Wallet」でも確認します。これもちゃんと対象の記号がありますね。
記号はほぼ間違いなくあっていますが、たまに全く同じ記号で別の通貨があったりします。なので、基本的には上記の方法と組み合わせて調べるのが一番安全で間違いないです。
トークンの送信と確認方法
Balanceの送信画面(Withdrawal)です。ここは各取引所の指示に従ってください。
先程言った通り、送り先のアドレスに関しては「My Ether Wallet」の「Account Address」になります。
このまま送信します。
なお、送信後にちゃんと処理されているかどうかの確認ができます。
送信履歴のTxid(トランザクション)部分をクリックするか、そこに書かれた記号をそのまま「etherscan」で検索してください。
無事に送信できていると、結果は以下のように出ます。
他の仮想通貨でもそうなんですが、基本的にトランザクションが分かれば匿名でもない限りこうやって全ての情報が出てくるようになっています。注目するべきところは赤枠の部分。この辺が緑になっていればとりあえずOKです。
しばらく待った後に、「My Ether Wallet」に入り直します。「Show All Tokens」でトークンの数量を確認するとちゃんと入っていますね。
ここがLoadingで固まった時は右上にある「transaction History」の「Tokens」から別ページで見ることもできます。
[ad]