アルトコインのNEOに関してはすでにハードウォレット「Ledger Nano S(レジャーナノS)」で対応していますが、公式でもちゃんとデスクトップウォレットを無料配布しています。
今回はこの公式デスクトップウォレット「NEON」の基本操作方法を解説していきます。
仮想通貨NEOについての基本情報は別記事で紹介しています。
ハードウェアウォレットに関しては次の記事を参考にしてください。
デスクトップウォレットはほとんどの場合、従来の取引所のようにパスワードを作るだけで簡単に作ることができますが「管理」の点では責任が全部自分にかかってきます。
目次
公式ウォレットNEONのアカウントの作り方
作り方と言ってもやることはダウンロードして、アカウントを作るだけです。
他のウォレットの操作とさして変わりありません。
公式ウォレットNEONのダウンロード
まずは公式サイト「neo.org」へ入ります。
全文中国語になっていますが、この画面での操作は、右上の「客户端」をクリックしてください。
右にある「Neon Wallet」がデスクトップウォレットになりますので、「下载(ダウンロード)」をクリックします。
サポートシステム:OSX / Windows / Linux
オープンソース契約:MIT
次の画面で自分の環境にあったソフトウェアをインストールします。
僕の場合はMacなので、拡張子に「.dmg」がついたデータをインストールしました。
若干画面がおかしいですが、そのままアプリをドラッグして移動、ダウンロードします。
これでダウンロード完了です。
アカウントの作成
アプリを開くと次のような画面が出てきます。
非常にシンプルですね。
それぞれの内容
Login using an encrypted key:暗号化されたキーを使用してログイン
Login using a private key:秘密鍵を使ってログイン
Login using the Ledger Nano S:Ledger Nano S(ウォレット)を使用したログイン
Create a new wallet:新しいウォレットを作成
Encrypt an existing key:既存の鍵を暗号化
Manage Neon settings:Neonの設定を管理
まずは、画面左下の「Create a new wallet」でアカウントを作ります。
パスワードを設定します。
ちなみに左にある目のアイコンを押すと、パスが目視できます。
これだけで秘密鍵と、公開鍵、ウォレットが一気に作られます。
もちろんここでの情報は全て重要なものになるため、ちゃんとローカル上に情報を控えてください。
あとは赤枠の名前を決めて「Save Account」で保存、「Back」を押して完成です。
NEONの基本操作
ログイン方法はencrypted keyとprivate key、それにパスワードを使った通常ログインの3つがありますが、特に問題がなければ「Login using a saved wallet」でログインします。
ログインでは作成したウォレットの選択して、対応したパスワードを入れます。
操作画面
操作画面も他のものと比べて(心配なくらい)かなりシンプルです。
②Receive:受信アドレス
③所持数量(NEOとGAS)
④取引履歴
⑤配当GAS(Claim Gas)
⑥NEOプラットフォーム上のトークン
Send:送信画面
送信方法は従来の取引所で行うような作業と一緒です。
送信数量(Amount)、送信通貨(Asset)、送信先アドレス(Address)を入れて送信します。
最後にチェックを入れて送信。
Receive:受信アドレス
受信アドレスとバーコードが表示されます。
こちらもイーサリアム同様、一つのアドレスでNEO上のトークン全てを受け取りできるようです。
所持数量(NEOとGAS)
中央の緑のグルグルをクリックすると、情報を更新できます。
ここで表示される法定通貨の換算値は、「Manage Neon settings」で日本円に変更できます。
配当GAS
NEOでは減衰アルゴリズムによって、その変わりにGASと呼ばれる手数料用のトークンが生成されますが、その分に配当を所持しているNEOの割合でもらえます。
配当は「Claim〇〇Gas」という部分をクリックすると自動で補充されます。
この補充されるトークンの量はその時の状況によって変わりますが、専用の計算ソフト「neotogas.com」によって具体的な数量を計算できます。
これはこの専用ウォレットのメリットの一つでもあります。
取引所などではそのまま置いていても増えませんが、このウォレットに保存しておくと、勝手にGASがもらえるわけです。