安定のチャート推移をキープし続ける仮想通貨NEO(ネオ)とは?

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最近になってまた仮想通貨が盛り上がってきてますね。
仮想通貨ランキングも順位がだんだんと変わってきてます。
そんな中で上位10位以内に入り込んでいる仮想通貨NEOについてちょっとお話ししたいと思います。

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仮想通貨NEO(ネオ)=旧Antshares(アントシェアーズ)の基本情報

現在(2017.8)は仮想通貨ランキング9位、価格は1コイン=約3220円ほどです。

設立:2014年(公開日2016年)
2017年にNEOに名前変更
独自システム:dBFTコンセンサス
発行上限枚数:1億NEO
ブロック生成:15~20S
中国初のオープンソースのブロックチェーン

システム詳細は下のサイトが参考になります。
alchembook/NEOとは?

NEO公式サイト

中国版イーサリアムと言われている通り、スマートコントラクトを利用した分散型ネットワークを採用しています。

P2Pネットワーキング、dBFTコンセンサス、デジタル証明書、超電導トランザクション、クロスチェーン相互運用性などのテクノロジーを通じて、NEOブロックチェーンは、効率的で安全かつ法的に拘束力のある方法でスマート資産の管理を可能にします。

NeoContract

NEOで適応されるスマートコントラクトは「NeoContract」と呼ばれ、他の同種のものとは独立しています。

開発者は新たなプログラミング言語を学ぶ必要がなく、既存のIDE環境(Visual Studio、Eclipseなど)で主流プログラミング言語を使用して、スマートコントラクトの開発、デバッグ、コンパイルを進めることができます。

対応言語:C#、VB.Net、F#、Java、Kotlin
サポートする予定の言語:C、C ++、GO、Python、JavaScript

スマートコントラクトを動作させる環境としてNEO仮想マシン(仮想ハードウェア)であるNeoVM(NEO Virtual Machine:ユニバーサルブロックチェーン仮想マシン)というものが提供されます。

dBFTコンセンサス

DBFTはDelegated Byzantine Fault Tolerant(委任されたビザンチンフォールトトレランス)の略です。
これは簡単に言うと、代理投票によるコンセスサス(合意承認)のシステムです。

ようは多数決ですね。

NEOコンセンサスアルゴリズムでは、NEO保有者によってコンセンサスノード「帳簿係(ブックキーパー)」が選ばれ、選任された者は取引の有効性について投票が行われます。

この際にブックキーパーは、ブロックの提案をシステムに送信する「スピーカー」とトランザクションのコンセンサス責任者「デリゲート」に役割分担されます。仕組みとしては、スピーカーからブロック承認の情報をもらったデリゲートが合意に至って初めてコンセスサスを達成します。

似たようなものでは、仮想通貨Liskの承認方法であるDPOSなどがあります。

仮想通貨NEO(ネオ)とイーサリアムの違いは

これらの競合するプラットフォームの大きな違いは、プログラミング言語です。

Ethereumは、開発者がSolidityでプログラミングすることを学ぶ必要があります。

一方、Neoは、Microsoft.net、Java、Kotlin、Go、Pythonなどのコンパイラを介して、ほぼすべてのプログラミング言語をサポートし、開発者がスマートコントラクトを簡単に記載できます。
Antshares Rebrands, Introduces NEO and the New Smart Economy

らしいです。
この辺は完全に開発者側の話になってますが、通貨自体の普及にもある程度影響が出てくるんじゃないでしょうか。
そりゃ簡単なほうがいいですからね。

ちなみに、その他で大きな違いは特に記載されておらず、素人から見ると、やっぱりイーサリアムと大して違いないように思えます・・・

これからそれぞれの方向性で違いが出てくるんでしょうね。

NEO技術の応用

そのほかの技術として、以下のようなプロジェクト(機能拡張)があります。

クロスチェーン相互運用性契約:NeoX

複数の参加者が異なるチェーン間で資産を交換できるようにできる拡張機能。
現在の仮想通貨はまだ異なる通貨間で資産の受け渡しができません。いくらか実現できそうなプロジェクトはたくさんありますが、NEOでもこの機能を実現しようとしています。

公式では、一般的なスマートコントラクト機能をNeoXと繋げることを想定しています。

また、この技術を応用して「クロスチェーン分散トランザクションプロトコル」という機能も考えられています。

これは幾つかの異なるブロックチェーンで一つのスマートコントラクトの部分的な役割を分担させるというもので、トランザクションの分散化とも言えます。

分散ストレージプロトコル:NeoFS

これは「分散ハッシュテーブル技術」というものを利用した分散ストレージプロトコルです。
ストレージの分散管理についてはすでに別のプロジェクトではSiacoinが進行しています。

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NeoFSは、NeoContractシステムのInteropService相互運用性サービスの1つとして機能し、大規模なファイルをブロックチェーンに格納し、それらのファイルへのアクセスを設定することができます。

反量子暗号メカニズム:NeoQS

格子ベースの暗号化メカニズムによって量子コンピュータに対して耐性をもたせます。
現時点では量子コンピュータはまだ実現に至っていないですが、今後この技術が確定した時に仮想通貨のブロックチェーンのセキュリティの新たな弱点として危惧されています。

NEOトークンとGASトークンの違い

NEOトークンはネットワークを管理する権利を執行するためにブックキーパーの投票、NEOネットワークパラメータの変更などに使われます。一方でGASは単純にこのプラットフォーム内での手数料に使われます。

仕組み上、NEOは小数点以下に細分化できません。
GASは最小単位0.00000001まで細分化されます。

NEOの総発行数は1億ですが、そのうちNEOディベロッパーとNEO協議会のメンバー、それと開発者に2000万NEOが配布され、NEOプロジェクト用にNEO理事会が1500万NEO保持しています。さらに不測の事態に備えて1500万NEOを別に保持しているので、現在流通しているのは5000万NEOになります。

GASの初期総量はゼロの状態からスタートして、新しいブロックの発生率の増加に伴って約22年にわたり、約1億GASが生成されます。

この生成されたGASはNEOの専用ウォレットで配当の形で少量受け取ることができます。

仮想通貨NEO(ネオ)の将来性

2017年頭から徐々に値を上げ始めて、2017年8月から爆発的に5倍以上の値上がりをしてます。
イーサリアムがあの値段であることを考えると、今後NEOもそのくらい行くんじゃないかって期待が持てますね。

ちょっと話は逸れますけど、
仮想通貨はだいたい全部そうですけど、発行数量を少ないものほど通貨一枚あたりの値段が高くなっている場合がほとんどです。

中にはripple(リップル)や、NEM(ネム)などのように数量が多くても値段がどんどん上がっているものもありますが、大抵は総発行数量に反比例するかのごとく、多くなればなるほど価値が低くなってます。

発行数量そこそこで、イーサリアムより少ないNEOは、その分価値も高いと思われるので、あとは今後の展開次第で通貨1コインあたり1~2万円台に乗るんじゃないかなって(勝手に)思ってます。

ちなみにこのプロジェクトは実質先行きの決定権がNEO協議会に委ねられているみたいです。
そういう意味では管理者がいる仮想通貨とも言えます。

仮想通貨NEO(ネオ)はどこに売ってるのか?

中国の取引所ではだいたい扱っているようです。
日本ではまだ扱ってませんね。

一番、手っ取り早いのは、bittrexというところ。
Poloniexと同じく、比較的簡単に登録でき、取引も簡単です。

詳細は次のサイトを参考にしてください。
bittrexの使い方

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