海外の取引所では、取引に係る手数料がよくわからなかったり、キャンペーンで安くなっているのはいいけど、実際の手数料がどうなっているかわからなかったりするところが多いです。
いろんな紹介サイトでこれら手数料(Fee)の解説がされていますが、いろんな取引所の入出金や取引手数料の比較をするのにわざわざ、サイト巡りをするのも正直めんどくさいところがあります。
でも世の中には、それらの海外も含めた主要取引所を100個以上リストアップして、ひと目で内容が分かるようになっている解説サイトも存在しています。
今回は、それらの手数料関連の情報を3クリックで簡単に確認でき、数秒で比較する方法を紹介します。
また、せっかくなんで実際手数料が一番安い取引所とかはどうなっているのかも見てみましょうか。
目次
CoinGeckoを利用する
この「coingecko.com/ja」はもうすでに何回かこのサイトで話題に上げているサイトですね。
一般的には仮想通貨ランキングサイトの一つとして知られています。
ただ、このサイト、それ以外にも、ICO、取引所(交換所)などの情報をまとめていて、しかも日本語対応もしているという他のサイトにはないような超優れた機能を持っています。
そのなかに、世界中にある仮想通貨の交換所、取引所の取引手数料の比較も瞬時に確認できる機能を提供しているんですが、海外サイトのためか、ほとんど知られていないみたいですね。
肝心の閲覧方法は左上の赤丸から「交換所」ページに入ります。
すると、取引所の一覧がズラッとならんでいるはずです。
あとは手数料を確認したいところを選んで名前の部分をクリック。
次のページでは、その取引所の詳細な情報が事細かに表示されます。
サイトへの入室を含めて3クリックですね。かなり有能です。
赤枠の部分が次の項目です。
Feesが取引にかかる手数料
Withdrawalが出金(送信)の手数料
Depositが入金の手数料
そのほかは以下の通り。
Fiat Deposit(法定通貨の入金)
Accepted Payment Methods(利用可能な支払い方法)
Margin Trading(信用取引)
Website(公式サイトへのリンク)
(上記のUSDTは仮想通貨Tether(テザー)の単位です)
なので、その項目はnone(なし)となってます。
更に下には、その取引所で活発に取引が行われている通貨のペアをランキング形式で表記しています。
次は、試しに日本の取引所代表(笑)としてコインチェック(coincheck)の手数料を見てみましょうか。
以外にも、あんなに安い安いと言われていたBinanceの取引手数料よりも通常状態で比べると安いことがわかります。
また、一応ドルを扱っているようですが、出金手数料が2500円とメチャクチャ高い設定になってますね。
このように数値で見ることで本当に手数料が高いのか安いのかがはっきりわかるので、キャンペーンや変な噂に惑わされずにしっかりとその内容を確認することが可能です。
また、このサイトではこんなかんじで50ヶ所以上の取引所の詳細が一望できるようになってます。
英語が絡むので、慣れていない初心者は躊躇しがちですが、こういうサイトに慣れていると他の個人投資家と大きな差がつきます。
仮想通貨の投資を始めるにあたって、取引所の選び方の方法の一つとして、絶対におぼえておいたほうがいいですね。
※一応、全部で100社程度のリストがありますが、マイナーな取引所の内容はまだ記載されていなかったので、実際に手数料等を確認できるものはそのうちの半分くらいです。
DMM BitcoinやGMOコインは取引所としてはおすすめしません
なお、このリストには日本で有名なDMM BitcoinやGMOコインが項目に入っていません。
これらは正確には、仮想通貨取引所というよりもレバレッジ取引に重点を置いています。
と言うか取引所とは呼びません。
GMOコインでははっきりと記載されていますね。
このレバレッジ取引では通常あるような手数料の他にスプレッドという特殊な手数料が関わってきます。
これは各社で違いますし、通常の手数料とは違って常に変動します。
初心者はこの辺が理解できずに、「手数料無料」の文字に惹かれて全部タダで取引できると勘違いしがちですが、
しっかりとこの手数料(スプレっド)は取られています
ちなみに、これはもちろん違法とかではなく、FXの仕組み上仕方のないものになってます。
問題はこのスプレッドシステムを詳しく書いていないことですね。
いずれの業者も予め知っていること前提での解説しかありません。
一応、ビットコインの出金(送信)はできるようですが、いずれにしろ、普通に仮想通貨を手に入れたいのであれば、これらFX関連業者は選択肢には入らないことを覚えてください。
用途が違います。
仮想通貨の送信手数料は必ずかかる
これは仮想通貨(暗号通貨)の送信手数料(Transaction Fee)に関しての勘違いされがちなことですね。
基本的に、すべての仮想通貨、アルトコインにおいて、送金(送信)手数料は必ず同じ値段でかかります。
これはその仮想通貨のネットワーク維持費みたいなもので、すべてのトークンの送信にはネットワーク負荷の状態によって共通の手数料がかかってきます。
その証拠に、個人で持っているウォレット間の送信でも手数料はかかるようになっています。
この手数料の行き先はマイナーやバリデーターなど。
仮想通貨のアルゴリズム、構造状態によって行き先はことなりますが、業者に入るわけではないので、取引業者の手数料とは別のものになります。
よく、こっちで数字を決める方式の手数料があると思いますが、それがこの送信手数料(Transaction Fee)の部分になります。
これがゼロである場合は、殆どの場合は業者側が負担していることが多いです。
(その分、別のところで料金を取られているはずですが)
取引手数料がもっとも安い国内取引所は?
結局、国内の取引所で最も手数料が安いところはどこの業者になるんでしょうか?
この、取引手数料にはビットコインの手数料とアルトコインの手数料の2つがあります。
FiscoはBTC/JPY、MONA/JPY、MONA/BTCペアが手数料ゼロとなっています。
その他のアルトコインの手数料は0.1~0.3%となっているようです。
また、アルトコイン自体の手数料に関しては、やっぱりbitFlyer(Lightning)の0.02%がもっとも安いようです。
ただ、こちらはETHとBCHの2種類のみですが。
一方で、ZaifのBTC/JPY手数料に関しては、なんと0.01~0.05%の手数料が逆にもらえるようになっています(ボーナス付与制度)。
アルトコイン手数料は0.1%~0.3%となっていますが、単純なビットコイン取引ではここ一択です。
その他の取引所ではbitbankの手数料ゼロがありますが、これはキャンペーンのため、いつ変更になるか等、信頼性がありません。
※CoinGeckoのbitbankへのリンクがまちがっているようなので注意(2018年4月18日時点)
依頼して訂正済み
正確にはbitbank.cc/です。
ちなみに通常手数料が書いていなかったので、キャンペーン前の手数料を貼っておきます。
maneora.jp
BTC/JPYで0.05%、BTC/JPY以外では0.25%ほど徴収されていたようですね。
通常価格としては普通です。
出金手数料がもっとも安い国内取引所は?
ほぼすべての取引所では出金手数料は350円~756円前後になっています。
ただし、これもbitFlyerに関しては、三井住友銀行を利用する場合に限り、出金額が3万円未満の場合は220円となっているようです。
銀行の所定振込価格を考えると、やっぱりこのbitFlyerに軍配が上がりますね。
取引所の出金手数料は何を基準にしているか?
この辺は業者というより銀行にかかる手数料になっています。
例えば、UFJ銀行のような普通の銀行で振込をすると、普通の窓口で324円かかります。
もう1ランク上の756円前後の値段に関しても、多分この辺の部分が関わっているのだと思っています。
また、これは各業者の提携銀行の状態で変わっているはずです。
振込手数料が安い銀行を使っているところだと、その分安くなっているということです。
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