コインチェック(coincheck)の件でわかった仮想通貨取引所の真実

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こないだのコインチェック(coincheck)の件でみんな、もう焦っているようです。
僕も改めて、取引所のリスクというものを思い知りました。

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仮想通貨取引所は前から危惧されている通り、基本オンライン上での保管で管理されていると思ってもらっていいのでしょうね。

オンラインっていうのはネットに繋がれている状態の財布です。この辺の基本情報は別記事で紹介しています。

ウォレットには種類があって、ホットウォレット、コールドウォレットに大きく分類されます。そこからさらにホットウォレットにはデスクトップタイプ、オンラインタイプ、コールドウォレットにはハードウェアタイプ、ペーパー(コールド)タイプの分類があります。

最近では取引所でもコールドウォレットでの保存が基本になりつつありますが、今回のコインチェックでも同じくその方法で保存しているような言い回しがされています。

しかし実態は、危険性の高いホットウォレットでの保管がされていたようです。・・・本当にびっくりです。

これについては先日の記者会見でも回答を濁しており、海外の記事では完全に「ホットウォレットでの保管が原因の一つ」と記されています。
(むしろそうでないとハッキングできないと思う)

これは他の取引所でも同じことが言えます。
仮に「可能な限りコールドウォレットで管理している」と言われている場合でも、いったいどこまでの範囲で管理できているのかわからないですし、そもそもどのように管理しているのかすら不明なところも多いです。

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海外の取引所は危険である?

よく、海外の取引所は日本のものに比べて危険性が高いと書かれた記事を見ますが、僕としては「海外だから危険」という考え方は非常に愚かな考えだと思います。

結局、僕が思うところは

取引所自体の安全性を心配するより通貨の保存場所に気を配ること

これが一番です。

取引所がどれだけ安全かについては、内部のウォレットの状態がわかっている人でないと判断できないですし、運営者本人が技術的な物事を理解していない場合ではその本人たちですら判断できない場合もありえます(どことは言いませんが)。

また、海外の取引所を名指しにあげて、日本の取引所よりも危険だと言っていることに関しては、それに何の根拠もない場合がほとんどです(比較できる根拠と証拠があればぜひ教えていただきたいものです)。

取引所のリスクに関して「英語で書かれているから〜」っていう記事を見ることもありますが、海外の取引所なので英語が使用されているのは当たり前であり、むしろ丁寧に日本語に対応しているところのほうが珍しいくらいです。(そもそも日本中心に考えること自体がおかしい)

というか「英文で書かれていること」をリスクの一つに数えるのは正直ありえないかと笑
理解できなのであれば和訳ツールを使えばいいじゃんかよ。そこで諦めるとかありえんぞ・・・。

僕だって英語がわからないですが、何かトラブルがあった時にはその都度和訳ツールを使って英文でメールを送って解決してます。

金融庁が仮想通貨取引所にシステム再点検を要請

先日の事態を受け止めて、金融庁では国内仮想通貨取引所各所にシステムの再点検などを求める文書を送っています。
reuters.com

これは情報システムや業務用端末の再点検、不審な取引や通信への警戒などを求める文書で、27日時点ですでに30社の仮想通貨取引所へ送信してます。

以前より、国内の仮想通貨取引所では金融庁への届け出によって「仮想通貨交換業者登録」を必要としていますが、果たしてどこまでの範囲で国が守ってくれるか。

今回のコインチェックの件は未登録(それでも申請は進められていたが)でしたが、もし今後登録業社ですら襲われた場合、「国内だから安全」という考え方は崩れ去り、もはや日本の取引所にはなんのメリットもないことになるでしょう。
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