九州出身の僕がお勧めするリアルで美味しい食べ物ランキング
ここでは、有名な食べ物から、意外に知られていない、または地元の人しか知らないような九州の本当に美味しい食べ物までを、九州出身の僕が、ランキング形式で紹介するページです。
※本人が長崎出身のため、紹介する品は若干長崎びいきしていますので、そこはご了承ください。(笑)
目次
第6位:からすみ
ボラの卵を使用した長崎県の名物。最近は割と有名になっていると思いますが、比較的高級な珍味というレッテル?が付けられており、なかなか手を出しづらいと思っている人も結構います。
しかし実はこのからすみ、最近では、お手頃サイズの庶民価格で売られており、特に地元長崎ではその辺でも簡単に買うことができるようになっています。
からすみって味はどうなの?
珍味なので、やっぱりクセが強いんじゃない?、と思われる方もいますが、実際に食べてみると生臭みなどはほとんどなく、単品での味は、どちらかというと乾燥した辛子明太子的な感じがします。
単品でももちろん食べられます。かじった時にはねっとりとした食感。
最初に口の中に塩辛さが広がり、次にからすみ独特のコクが出てきます。このコクは例えようのない味なので、もし興味のある方は一度小っちゃいやつを買ってみることをお勧めします。
そしてやはり珍味と言われていることもあり、お酒との相性は抜群に良いです。
今の時期だと、日本酒の熱燗とともに食べてみてもいいかもしれません。
からすみって料理に使えるの?
単品でも美味しいからすみですが、もちろん料理に使っても美味しさを生かすことができます。
例えば、「からすみパスタ」
似ている料理で、明太パスタを思い出しますが、味はだいたいそんな感じに近いです。ただやっぱりここでもからすみ特有のコクの深さがひときわ目立ち、普通のパスタとは一味違うものに仕上がります。
あとは「お茶漬け」
これが一番からすみ本来の味を味わうことができると思います。
第5位:バッテラ
またまた長崎の名物です。こちらはあまり知られていませんが、長崎ではとても有名で、スーパーなどに普通に置いてあります。
一般的には大阪の名物料理として有名ですが、なぜか長崎の方でも名物となっています。
長崎には大きな漁港があり、サバや、アジなど、魚が美味しいことでも知られているので、おそらくそれらの食材が一役買っているのでしょう。ちなみにこのバッテラの言葉の意味はポルトガル語で、「バッテイラ=小舟」の意味になるそうです。
バッテラと押し寿司、どう違うの?
だいたいは似ていますが、バッテラは「サバ、白昆布、酢飯を箱に入れて四角に押し固めたもの」を言います。
基本的にはこれらの具材を使って調理されています。
個人的には白昆布がポイントだと思っていますが、最近のものはそんなに区別をしていないようです。
バッテラって美味しいの?
味に関して言えば、新鮮な魚介が取れる長崎では基本的に魚介料理の味が全然違います。そしてやはりそれらで作られるバッテラも同様のことが言えます。
ここでは上げていませんが、鯖の塩焼きや、マルナカかまぼこなど、バッテラと同様、是非現地で食べていただくことをお勧めします。
第4位:トルコライス
知る人ぞ知る長崎県のご当地グルメ。
一般的なものは、ピラフ、デミソースのトンカツ、スパゲティの三種からできています。
「大人のお子様ランチ」を彷彿とさせるこの料理ですが、地元長崎ではかなり気合を入れて作られており、地元民にも多くのファンがいます。
ちなみになぜトルコなのかは様々な説あり、はっきりとはわかっていないらしいです。
トルコライスって美味しいの?
僕個人も長崎にいるときによくトルコライス屋に足を運んでいました。
ピラフ、デミソースのトンカツ、スパゲティというやっつけで作ったような単純な組み合わせですが、やはり地元の売りにするだけのことはあり、かなり美味しいです。
もちろん味付けもちゃんと調整してあり、それぞれの料理もまったく喧嘩せずに好きなように食べ合わせることができます。ホントよく考えられています。
また、このトルコライス、内容に関してはお店で若干の違いがあり、ピラフがドライカレーになったり、トンカツはキチンカツだったり、様々な工夫がなされています。
もし長崎に行く機会があれば、絶対一度は食べてみることをお勧めしますね。
第3位:からしレンコン
熊本県発祥の郷土料理。九州人でないと知っている方は少ないと思います。
九州地方ではスーパーなど、比較的売っている場所が多いこの食べ物ですが、愛知岐阜方面に引越してからは一切見かけなくなりました。要はこちらの地域では売っていないということですね。
この味を知らないなんて本当にもったいないです。
この料理は、レンコンの穴にからし、味噌を押し込んで、それを小麦粉とターメリックの衣で揚げて作られています。
とても変わった料理なので、食べたことのない方は味が全く想像できないと思います。
最強のおつまみ
食べ方ですが、特に何も付けず、そのままスライスして食べます。市販で売られているものは、衣がふわっとしています。
レンコンのシャキシャキ感と中のからしの辛さがアクセントになっていて、一度食べるとクセになること間違いなしです。
このレンコンに入っているからしは、メーカーによって量が変わります。全然辛さを感じないものから、これ全部からしなんじゃないかと思うような辛さのものまで様々です。
ご飯にももちろん合うんですが、このからしレンコンが本領を発揮するのはお酒のそばにあるときでしょう。
食べたことのある人はわかると思いますが、この辛さとレンコンのさっぱりした感じが凄まじくお酒に合います。
ビールから、日本酒、ハイボールまで、様々なお酒とよく合います。
酒飲みであれば一度は味わっておくべきでしょう。
第2位:明太高菜
博多名物として有名です。これは結構知っている方は多いと思います。
内容は、名前の通り、明太子(または辛子明太子)と高菜を混ぜ合わせたものです。その辺でも同じようなものが売っていますが、本場博多のものと大きく違う点は、明太子の量です。
博多で普及している明太高菜は、その地で有名な「辛子明太子」をふんだんに利用して作られています。
そのため、通常の「明太高菜」とはまったく違う贅沢な味に仕上がっています。
しかもこちらでは通常そのような辛子明太子が多く入ったの「明太高菜」を手に入れることができません。(探し回った結果)
地元のものならではのものなのでしょうね。
一応、通販でそれに近いものをあげときます。
ちなみに余談ですが、博多駅の近くにある豚骨ラーメン屋(名前は忘れてしまった)にかなりの量の辛子明太子が入った「明太高菜」が付け合せとしておいてあります。もちろん食べ放題です。博多に寄った際は必ず、そこの
「明太高菜」で一杯飲んで600円ほどの博多ラーメンを食べていきます。
ちっちゃいお店ですが、こうゆうお店は他には絶対に無いですからね。もし博多による機会があれば是非一度行ってみてください。本当にすぐ近くにあるので、探せば多分すぐわかると思いますよ。(適当笑
第1位:角煮まんじゅう
映えある堂々の一位に輝いたのは、長崎名物、「角煮まんじゅう」です。
あまり知らない方も多いと思いますが、単純に角煮を肉まんなどでおなじみのあの白い生地に挟んだものだと思えばいいと思います。
もともとは長崎の卓袱料理、そのフルコースのなかの一品の東坡肉(とんぽうろう)というものを改良して作られたものです。
ただの肉まんとはわけが違う「角煮まんじゅう」
説明だけだと、なんだか大したものではないような感じですが、この「角煮まんじゅう」、本当にかなりの美味しさなんです。
生地は、分厚くかなりもっちりとしたものを使用しており、そこにはみ出るほどの大きさの汁溢れる角煮を挟み込んだこの料理。このモチモチ感と中のお肉のジューシーな組み合わせが半端なく病みつきになります。
ちなみに他には目立つような具材、調味料を特に使っておらず、本当にこの角煮とまんじゅう生地の二つのみで構成されています。
こちらも長崎以外でこのレベルのものは売っているところを見たことありません。
また、さすが名物というものだけあって地元ではコマーシャルも頻繁に流れています。
中でも、特に「岩崎本舗のながさき角煮まんじゅう」
角煮の霜降りとでもいうのでしょうか。
普通の角煮では考えられないジューシーさを兼ね備えた大きな角煮を、そのまままんじゅうに押し込んでいます。
高校の時、よく帰りに買って帰ったものです。。。
【岩崎本舗】長崎角煮まんじゅう 5個入(袋入り)
だいぶ長崎びいきになってしまいましたが。。。
他にもまだたくさん、地元の人しか知らない名物料理が多くあります。
ネットで調べてみることも良いですが、一番確実な方法はやはり実際にそこへ行って、それらの料理を探すことでしょうね。
意外に外にはないものが地域のスーパーなんかにあったりするようですし。