安かろう、まずかろうという言葉は今のお酒の世界ではもはや通用しないようです。
近年、デイリーワインが普及している中でとりわけ人気の高いシリーズにアルパカと呼ばれるチリワインがあります。
今では殆どのスーパーやコンビニ等によく置かれているデイリーワインです。
アサヒがチリワインのブランド、創業1942年の「サンタ・ヘレナ社」から日本へ発信している格安ワインとして今では庶民に親しまれています。
ただの安物ワインと思われがちなこのシリーズですが、ブランドとしては結構しっかりとしていて、ヴィーニャ・タラパカ (ヴィーニャ・サン・ペドロ・タラパカ)・グループに属しているれっきとしたブランドワインです。
おすすめはアルパカのロゼ
中でも人気が高いのは白とロゼ。
とりあえずボク個人のおすすめはロゼです。
アルパカでは白はいずれも辛口で揃えられており、ロゼも同じ辛口に設定されています。
ちなみにロゼはフランス語で「バラ色」のことを意味します。
ロゼといえば、白ワインと赤ワインの中間として、中途半端な位置と認識されがちですが、味に関しては両方のメリットを取り入れているので、軽やかで柔軟な味が楽しめます。
ロゼワインってどんなワイン?その魅力と人気の秘密に迫る!
もともとワインはフランスよりもチリ派である僕にとって、この値段で提供されるチリワインでここまで美味しいものは今まであまり出会ったことがありません。チリワインはそもそも価格帯でつまずくことが多いんですよね。
ゆっくり味わうのもいいんですけど、チリワインはつまみと一緒にガバガバ飲みたいので、あっさりしていて値段を抑えたものが個人的には好きです。
それでいうと、この500円前後の価格帯のワインは、庶民にとってかなりありがたいはず。
特にその中でもロゼワインに関しては同価格帯のものと比べて、しっかりと辛口にしてあるため、食事にもよく合います。
新鮮なラズベリーや柑橘系の爽やかな果実味とフルーティですっきりとした味わいが特徴の辛口ロゼワインです。
通常この手のワインは甘口寄りが多いため、デザートに合うような感じのものが多いですが、このアルパカロゼに関しては普通に肉や魚料理に合うと思っています。そのくらい辛口。
実際、取り扱っているアサヒでも一番辛口の評価になっています。
チリワイン、アルパカの詳細情報
ブランド:SANTA HELENA Alpaca(サンタ・ヘレナ・アルパカ)
アルコール度数:12 %
アルパカを世に送り出しているのは1942年創業の名門ワイナリー、サンタ・ヘレナ社。
チリワインにおける輸出ブランドとしては世界に知られており、ブランドワインは40ヶ国以上で親しまれています。
現在の国内のラインナップは全部で11種類。
その中でも手頃なものはなんと500円以下で売られています。
高くてもだいたい1000円程度の値段に抑えられているため、かなり手頃な価格であることが伺えます。
アルパカロゼに合う料理やおつまみは?
一般的にロゼは白ワインよりと言われているそうで、つまみは淡白な魚料理や生ハムなどが合うそうです。
おすすめは白身魚のムニエルや、ベイクドポテトなど。
肉料理では豚肉のローストなどあっさりしたものが合いそうですね。
今回ぼくが合わせたものはじゃがいものローストに明宝ハムを焼いたもの。
アルパカのロゼは他のロゼ系ワインと比べて淡麗で辛口で、かつ癖がないのでいろんな食材にペアリングできると思います。
デザートに合うワインとはまた違った味わいがありますね。