米フロリダ州にある金融関連の大手独立系格付機関「Weiss Ratings」(ワイスレーティング)は1月24日にビットコインなどの主要仮想通貨の格付け評価する「Weiss Cryptocurrency Ratings」を公表しました。
Urgent consumer alert: Beware of fake cryptocurrency ratings posted on Twitter accounts and the Internet. The only true Weiss Cryptocurrency Ratings are at https://t.co/ec61TcJlDE
— Weiss Ratings (@WeissRatings) January 24, 2018
評価にあたって報酬などを一切もらわず、公平にすべての格付けを進めることでも知られており、米国政府会計検査院(GAO)、バロンズ、ウォールストリートジャーナル、ニューヨークタイムズなどによって注目されています。
これらの企業はいずれも全米にわたる知名度を誇っているため、今回の公表結果によって今後の仮想通貨の順位(時価総額)が大きくかわる可能性があります。
Weiss Ratingsの格付け方法
評価方法は
A =優秀
B =良い
C =フェア
D =弱い
E =非常に弱い
の5つに分類され、さらに細かく+(1/3上昇)と-(1/3降下)が記号横に付加される
また、Fランクでは詐欺の可能性、もしくはプロジェクト失敗の意味を表します。
Bグレード(B grade)では「良い:good」を表し、Cグレード(C grade)は「まあまあ:fair」、一方で「D+」以下では「脆弱」判断の可能性もありうるとのこと。
あくまでこの評価は仮想通貨市場の範囲内での評価であり、グレードが良いからといって「安全」とイコールになるわけではありません。評価自体に関してはかなり厳密な方法で何段階かの評価基準に沿って計算されています。
Weiss Ratingsの格付け結果内容
公式では有料での購読が必要ですが、すでに国内では一部の内容が出回っているようです。
ちなみに公式の「Weiss Cryptocurrency Ratings」購読には月額39ドル(約4000円)ほど必要です。
現時点で出回っている情報としては以下のとおり
(※情報元が不明確のため、必ずしもこの通りとは限らない)
Ripple(XRP)、Dogecoin(DOGE):C
Bitcoin Gold(BTG):D+
Cardno(ADA)、NEO(NEO):B+
Ethereum(ETH)、EOS(EOS):B
ほとんどの通貨、特にランキング上位のものは、CかC+という結果になっているようです。
また、現在A評価以上の仮想通貨は確認されていませんし、公式でも全く存在しないことの公表しています。
情報を見る限り、なんとも驚くべき結果になっていますね。
公式ではビットコインがAでない理由として、「リスクの高さ」と遅延や高いトランザクションコストなどの要因「技術面の不足」をあげています。
リップルは価格急変のリスクがあることから、「C」の評価になっています。また、驚くべきことに同ランクにDogecoinがランクインしています。これに関しては同コインが「Bitcoin Cash」を上回る使用率の高さなどが評価されているようです。
一方で、イーサリアムに関してはスピードの速さやスケーラビリティが評価されているようです。
現時点で最も評価の高い「B+」ではなんとあのADAがランクイン。
NEOは理解できますが、まさかCardnoがここまで評価されるとは、正直全く予想していませんでした。そもそも内容が難しかったので、僕としては仕組み自体が理解しきれていなかったんでけど、日本では悪い話も出回っていたはずです。
ちなみに現在はしれっとランキング5位前後まで上昇しているようです。世の中何が起きるかわかりませんね。
多方面からの避難
この評価を公表する上で、韓国の一部の人から非難の声やサイバー攻撃を受けているようです。
これは、自分たちの保持している通貨の価値が下がることに対する不安からこのような事態が起こったとされています。
それだけこのサイトの情報効力が強いということなんでしょう。
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