出会ったのは冬の時期でした。
熱燗をするために日本酒を探していたんですが、たまたまスーパーで目に入ったものがこの「黒松剣菱」。
まず、名前が格好良い。
うん、最初は名前から入りました笑。
それで、値段は1800mlで大体1000円前後です。
安い
とりあえず安いから買ってみたのが最初でしたが、
実際に飲んでみると、これがまたたまらない。
とてもスーパーの安売り酒とは思えない味です。
大体スーパーで売られているポン酒は値段通りの味のものが多く、きっと剣菱もまずい部類にでも入るのだろうと勝手に思い込んでいたところがありました。
今回の件でその予測は大きく外れることになったのです。
黒松剣菱は間違いなくうまい。
黒松剣菱の基本情報
ブランド:剣菱酒造
商品重量:2.8 Kg
梱包サイズ:41 x 10 x 10 cm
容器の種類:瓶
原産国名:日本
原材料・成分:米、米麹、醸造アルコール
内容量:1800 ml
メーカー名:剣菱酒造
保存方法:
冷蔵庫または、光が当たらず、できるだけ温度が低く、温度変化の少ない場所に保管。
できるだけ早く召し上がり下さいとのこと。
産地(都道府県):兵庫県
「黒松剣菱」と「剣菱」を製造している剣菱酒造株式会社(けんびししゅぞう)は、兵庫県神戸市東灘区に本社を置く日本の酒造会社です。
この日本酒、正確な創業年は記録が残っていないため不明ですが、永正2年(1505年)頃の史料に「剣菱」という名の酒の記録があるということから500年以上前から存在するであろう銘柄。
スーパーに置いてある安酒の割に、その歴史はかなり長い模様。
ちなみに地元では、主に葬儀の際に剣菱の酒が用いられることが多いことから「弔い酒」と思われている節もあるそうです。
ぬる燗で
日本酒は初心者ですが、時期が時期なので、もちろん問答無用でぬる燗〜熱燗で呑みます。
温度は大体40度くらい。
まず、口に近づけた瞬間、香りが鼻から脳へ一気に攻め込んできます。
きつくなくて薄くもない感じ。
次に喉に通った瞬間。
味は
ちゃんと濃い。
その辺のフルーティーな日本酒とは違って、しっかりと芯の通った味がします。
でも、だからと言ってきつい感じは全くない。
日本酒の香りが一気に広がって、ちょうどいいところで霧散する感じ。
これ、
冷たいと、香りがその分出てこなくなりますし、
暑すぎると、トゲがあって風味が損なわれます。
市販されている安い日本酒は、何か酸っぱかったり、すっごい濃かったり、やけにフルーティーな感じが強調されていたりしますが、この日本酒に関しては本当にちょうどいい感じのバランスになってます。
個人的にちょうどいいのが、大体40~50度くらい。
冷えるのも考慮して。
オススメのつまみは
個人的に日本酒に合わせるものに香辛料系、辛いものは合わないって思ってます。
例えば、カレーとか、チリコンカンとか、チムチとか。
口がうるさくなって味がわかんなくなります。
でも、わさびや七味なんかはOKです。
これは付け過ぎないと問題なし。
いぶりがっこ
東北の漬物として有名なこの商品。
クリームチーズと合わせてもいいんですが、もちろん単品でも美味しいです。
普通の漬物の食感に燻製独特の風味が合わさって個人的には最強のつまみです。
ちなみにこれはビールにも合います。
酒盗
以前ハマりすぎてここで記事にしてます。
塩辛と違ってコクがさらに上がり、魚介類の旨味をモロに楽しめます。
最初こそ見た目に多少戸惑うかもしれませんが、一度慣れてしまえばわざわざスーパーにそれを買うために行くくらいハマります。
しばらく何も口にせずに時間をおく
塩を使って日本酒を引き立たせる方法をよく耳にしますが、個人的にはこっちの方が断然味を楽しめます。
本当に口の中に何も味が残っていない状態で、この日本酒を口にした時の感動は今でも記憶に残っています。
なかなかタイミングを合わせることが難しく、どうしてもおつまみから口にすることが多いですが、日本酒を本当に味わいたい場合は一度試してみてください。