先日から始まった特別定額給付金の申請。
申請方法はネット上で完結できるオンライン申請と、郵送による申請の二種類。
ネット申請では、基本マイナンバーカードが必要になってきますが、店舗に出向くことなくネット上で全て完了させることが可能です。
ボクはマイナンバーカードを持っているので、オンラインでの申請をするつもりでした。
しかし、いざ申請する際に問題が発生。
署名用電子証明書のパスワードなんて知らない・・・。
ボクがマイナンバーカードを取得した当時、カード利用のためのパスワード4桁の設定はおこなった記憶がありました。
こちらは覚えています。
しかし、この他のパスワードを設定した覚えはありません。
該当の”署名用電子証明書のパスワード”は6桁の英数字です。
そういえば、
昔確定申告する際になんか、そういう署名用電子証明書的なものが必要だとかなんとか言ってた気がしますね。
その時ボクは郵送で申請したのでとくに気にしなかったのですが、どうも新たにそのパスワードの設定をしないと行けないようです。
なんとも非効率な・・・。
非効率なマイナンバーカードシステム
この6桁のパスワード。
マイナンバーカード取得の際に設定した4桁の番号とは違い、別で設定しないといけないものです。
ボクの場合はそもそも設定自体をしていなかったため、新規設定を行うために区役所へ出向きました。
これが地獄の始まりです。
おわかりの通り、このタイミングはちょうど特別定額給付金の申請時期。
申請は郵送かオンラインの2通りですが、その申請関係でのトラブルで役所は人で埋め尽くされていました・・・。
世紀末かな?
ボクもそこで引き返して、おとなしく郵送による申請を待てば良かったのかもしれませんが、何しろいつ申請が通るかもわからないこの制度。行動を起こすのは早いに越したことはありません。
結局ボクは、そこでオンライン申請に使うその”署名用電子証明書のパスワード”を作ってもらうことにしました。
役所へは朝一(9時頃)行きましたが、すでに長蛇の列。
この時点である程度察しましたが、
まあ、役所もこれは予測していた事態だろうと思い、そのまま列に並びます。
ここでやや焦り気味のスタッフからのアナウンスに衝撃を受けます。
“ここからマイナンバー関連の手続きを行う人は4〜5時間かかりま〜す!”
え? え???
こちらとしては業務開始後すぐに並んだつもりでいたのですが、すでに役所は混乱状態。
中ではもう暴動でも起きるんじゃないかってくらいの状態で、人々は明らかに困惑気味な顔をしてスタッフに苦情を述べている感じでした。
中でも一番耳にした内容はやはりこの”署名用電子証明書のパスワード”の件。
結局6時間かけて、受付のところまでいく羽目になりました。
でもまあ、結局、
役所のサーバーダウンでその日はパスワードをもらうことができませんでしたが・・・。
めちゃくちゃです。
今回の混乱の原因は?
混乱の原因は大きく3つあります。
・オンライン申請で”署名用電子証明書のパスワード”を急遽作る羽目になった
・”署名用電子証明書のパスワード”を5回以上間違えてロックされた
・この事態でマイナンバーカードを急遽作る羽目になった
細かな部分では、パスワードロックに関して。
これがまた不親切な設定になっているようで、大文字のみの英数字という制約がついているにも関わらず、パス入力画面では小文字も選択できるという、なんとも適当なシステムになっています。
また、この6桁パス自体に利用期限が設けられているという初耳な設定もあります。
こういうのはその場で説明する義務があるんじゃないのか・・・。
電子証明書の有効期間と失効
こんなの間違えないで申請できる人のほうが少ないですね。
混乱は、住民票などの他の証明書の申請に人にまで影響を与えており、謎の長蛇の列に困惑している人も多く見受けられました。
なぜ署名用電子証明書パスワードがあるのか?
そもそも、マイナンバーカードの用途としては”本人確認”が主体となっているはずです(具体的な用途はわかりかねますが)。
未だに必要性が疑問視されるこのカード。
こういうときにこそ効果を発揮するものだと思っていましたが、ここに来て謎のパスワードを要求されるなんて、一体誰が想像したでしょうか?
想定外の要求に、オンライン申請を予定していた人々はボクも含め、この通り大混乱です。
しかもこのパスワード。
少なくともボクの記憶では、当時は任意での設定になっており、マイナンバーカードを持っている誰しもが手元にある状態とは言えないものでした(もちろんこういう自体で必要になるなんて思っていません)。
急事の際に必要であれば、みんなに設定を促すべきものではないでしょうか? とボクは思います・・・。
とりあえずボクの6時間をかえしてほしいです・・・。
[ad]