Sirin LabsがとうとうFoxconnとともにBlockchain Phoneを製造開始

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Foxconn Technology Group(フォックスコン)傘下のFIHモバイルが、ブロックチェーンスマホであるFINNY(フィニー)の開発支援をすることで合意したそうです。
bloomberg.com

Sirin Labsに関しては以前ここでも解説しています。

いつか出るだろうと思っていましたが、とうとう来ましたね。 ブロックチェーンとスマートフォンの夢の融合、SIRI

同プロジェクトは、ブロックチェーンを活用したスマートフォン「FINNY(フィニー)」の開発に着手している、スイスに本拠を置く企業で、前からちょくちょく話題になってました。

今回の件では、そのFINNYが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業であり、鴻海科技集団の中核会社のFIHモバイルとパートナーを組んで、実際に製造を進めていくことを発表している内容のようです。

このフォックスコン・テクノロジー・グループは、電子機器の生産を請け負う世界最大の企業グループで、アップルやグーグル、シスコ、ファーフェイ、アマゾンなどが主要取引先としてあげられます。

実際の販売時期に関しては10月に出荷予定がされているそうです。
価格は1,000ドル(約10万円程度)で販売する予定と言われており、25,000台以上の予約を見込んでいるそうです。

価格だけで見ると、アップルの主力製品と変わりない値段ですね。

また、FINNYはすでにGoogleとも提携しているため、従来Androidと同じようにGoogle Playのアプリをダウンロードすることができるとのこと。

ちなみに最近、Sirin Labは公式では、日本向けのツイッターアカウントを開設しています。

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HuaweiもSirin Labと協議

3月22日には、中国のHuawei社が、SIRIN OSと呼ばれるSirin Lab専用のOSシステムのライセンスを交渉中で、Alphabet社のAndroidシステムとブロックチェーンアプリケーションを実行するよう協議しているそうです。
bloomberg.com

Huaweiはすでに日本の大手キャリアも採用している有名なメーカーですね。

Sirin LabsのFINNYの将来性

FINNYは、分散台帳を利用して、スマホ本体に仮想通貨を入れられる上、マイニング(手数料なし)を必要とせずにP2Pでの迅速な支払いが可能になります。

通貨の保存に関しては物理スイッチを採用しているので、おそらくハードウェアウォレットと同等の原理なのだと思っています。

ただ、気になる点は、Huaweiなどの中華系の機種が欧米で避けられているところ。

日本ではあまり話題になってないですが、いろいろセキュリティー面で問題があるようで、一部のセキュリティー会社の話ではマルウェアがプリインストールされているといったにわかには信じられない話も上がっています。

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もっとも、国内のものでは特にそういった報告はあげられていないようです。

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