国内大手仮想通貨取引所コインチェック(coincheck)でのハッキング事件でNEMが流出した事件に置いて、同社は1月26日付近から復旧の目処が立っていなかった顧客の日本円出金停止状態を13日から解除するとの意向を示しました。
nikkei.com
同社は25日から26日にかけて、取引所のウォレットから複数回に渡り、アルトコインのNEM(XEM:ネム)を日本円にして約580億円相当ハッカーと思われる別のアドレスに移されています。
事件発覚後、コインチェックでは急遽会見を行い、仮想通貨と日本円の出金及び取引、その他コインチェックサービスのほぼすべてを停止状態にしています。
その後、しばらくは復旧状態に全く目処が立っていませんでした。
また、一連の事件では、同社は金融庁からの聞き取り調査を受けたのち、曖昧な部分が多かったため、2月2日に立ち入り調査が入り、業務改善命令を受けています。
それに伴い、同社に課せられた再発防止策報告の期限が13日であり、同社は報告を終えた後、金融庁の了解を得たうえで日本円の出金再開に踏み切る予定とのこと。
なお、その他の仮想通貨全ての出金においては未だ復旧の目処が立っていません。
28日には仮想通貨NEMの日本円での返金が発表され、1XEM = 88.5円で総額5億2300万XEM分を顧客に返済すると発表していますが、期限はまだ決まっていない状態です。
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