中国当局が9月4日、仮想通貨発行による資金調達「新規仮想通貨公開(ICO=イニシャル・コイン・オファリング)」を全面的に禁止しました。
このため、仮想通貨全体の時価総額は1日前に比べて約2兆円下落したとのこと。
とうとう規制が入りました。
仮想通貨界では一番盛り上がっているとされる中国で、なんとICOの全面規制。
なお、今後ICOが行われた場合は、厳罰に処すとともに、実施済みのICOについても法規違反で処罰するらしいです。
そして、ICOでの調達資金は返金しなければならないとのこと。
さらには、仮想通貨の取引所が法定通貨との交換を行うことも禁止。
そら下がるわけですわ・・・
なぜ、ICOが規制なのか?
中国側の主張では、ICOによる資金調達は
「経済および金融の秩序を著しく乱す活動」
「金融詐欺であり、ネズミ講(pyramid scheme)である」
など。
確かに、そう言われればそうかもしれませんね。
経済および金融の「秩序」がどんなものなのかは知りませんが、激しく動いていることは間違いありませんし。
一部のICOは実際金融詐欺ですし。
ネズミ講に関しては、ある意味株とかも似たようなものなんじゃないかなって僕は思うんですけど。
加熱しすぎたICOがとりあえず一度、規制されても正直しょうがないのかなーとは思いますね。
日本では、まだそういった大きな規制がされていませんが、今後、同じようにだんだんと規制が入ってくるとは思いってます。
ただ、あくまでこういうものは一時的なものだとは思ってますし、これによって今後仮想通貨業界が衰退していくとは思っていません。
むしろ、こう言った明確な規制、ルール付けによってさらに公に仮想通貨の仕組みが世の中に浸透してくんじゃないかなって思います。