仮想通貨の中で、Augur(オーガー)というのがあります。
これ、リリース当初は凄まじく値を上げてますが、その後、ひたすら値段は下がり続けてます。
一体何のための通貨なのか?
調べていると、どうもギャンブル関係に繋がっているようです。
Augur(オーガー)の基本情報
通貨単位:REP
総発行数:1,100万REP
Augurは、完全に非中央的で、オープン・ソースの予想市場プラットフォームです。予測や意思決定、情報の収集、集約する方法に革命を起こそうとしています。
元のシステムは、イーサリアムと同じものになります。
というかそもそもEthereum上のプロジェクトとして発足したようです。
(※この通貨は仮想通貨というより、トークンという風に呼ばれるようですね)
Ethereum(イーサリアム)に関しては、以前ここの記事で話しましたので、興味のある人は下を覗いてみてください。
Ethereum(イーサリアム)は、すごく簡単に言えば、
「ビットコインのシステムを他に応用させるためのプロジェクト」
といえばわかりやすいかと。
ビットコインでは管理元である中央機関をなくして、運営することが可能ですが、
Augurはギャンブルの胴元をなくして、ギャンブルを運営することが可能になります。
「分散型のブックメーカー」と呼ばれるこのシステムは以下の条件を実行できます。
②誰でも賭けに参加できること
③結果を分散的に判断すること
④配当を自動的に実現させること
詳細は、「よく分かるAugur(オーガー)- 概要・仕組み・特徴・価格相場」を参考してください。
いろいろ言ってますけど、要はこのシステムがクリーン?な賭け事に応用できるということらしいですね。
Augur(オーガー)による予測市場の公正化?
上記で言った通り、Augur(オーガー)を使えば、
誰でも自由に賭け事をつくり、ネットワーク上に公表することが可能になります。
そして、その結果である「事実の認定」も分断的に「レポーター」と呼ばれる大勢の人で認定するようになってます。
ビットコインのルールを採用することで、
ビットコインと同じように、このAugur(オーガー)も誰かに不正され、結果を意図的に左右するされることなく公正な結果を出すことが可能になるわけですね。
Augur(オーガー)の将来性は?
Augurはブロックチェーン技術を使用しているので、売買契約が記録されるのみでなく、不特定多数の人が証人として保証する仕組みになっています。偽証をすればその人が保有するREPの価値が下がるので、公正な予測市場が期待できるのです。
一見、仕組みは素晴らしいように見えますが、そもそもビットコインすらちゃんと世間に馴染んでいないのが事実。
さらに日本はギャンブル全般が(その言葉も含めて)公に認められていないこともあります。
それに、グラフはちょっと極端にはなってますが、それでも僕としては、順調に値上がりしている他の通貨に比べてやっぱり不安がありますね。
ただ、このAugur(オーガー)は単なる賭け事だけではなく、保険業界の仕組みにも使えるとのことらしいですね。
P2Pによって
管理コストを削減
民主的で安価なリスクヘッジ市場
(リスクヘッジ=リスクに対応できる体制を整えられるということ)
なんでこの仕組みが保険に応用できるのかというのはcoincheck/P2Pで保険や金融デリバティブを実現を参考にしてください。
僕はそもそも保険関係に詳しくないので、なんとも言えませんが、もし現実に役立てるのであれば、今後大きく業界を変えることになるでしょう。
Augur(オーガー)はどうやって手に入れる?
公式サイトはaugur-japanです。
普通に買う時は、今の所日本語対応している簡単安心!ビットコイン取引所 coincheckからが無難です。
現在(2017.3)は値段が下がり続けているので、もし購入するなら頃合いを見計らってからのほうがいいでしょうね。