読みはメイドセーフと読むそうですが、別にあのメイドのことではないです。
正確には、 MAID(Massive Array of Internet Disks)+ SAFE (Secure Access For Everyone)
直訳で、「インターネットディスクの大規模配列」+「誰のためにも安全なアクセス」
これの略語です。
今回はこの仮想(暗号)通貨アルトコインの一つである、MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)というものについて勉強していきます。
目次
仮想(暗号)通貨MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)基本情報
発行上限:約4,000,000,000枚
MaidSafeCoin(通貨単位:MAID)
PoR(proof of resource)
名前はMaidSafeCoinですが、
後に、通貨はSafeCoinとして使用。
これもビットコインを応用した仮想通貨です。
現在価格(2017.3)は17.79円
ざっと仕組みを言うと、
ビットコインには、中心的な銀行の存在がないことが一つの大きな特徴だと前の記事で話しましたが、対してこちらはその技術をそのままインターネットサーバーに応用した形になります。
「今の巨大なサーバーやデータセンター依存からの脱却」
Googleなどの、大きなサーバーに頼らずに、個人で、P2Pネットワークで、データのアクサス、保存、共有を可能にすることを目的として作られたそうです。
データの共有ということで、よく「P2P型のDropbox」と比較されることが多かったようですね。
MaidSafe=「P2P型のDropbox」の意味
Dropboxは、インターネット上にファイルを保存できるクラウドストレージサービスです。Dropboxはネット上にあるサーバーにデータを保存するものです。
そこに、P2Pによってサーバーを介せずに直接データの保存などができるようになったものが、このMaidSafeCoinの特徴の一つです。
※もっとも、今ではDropbox自体もこのP2Pによるサービスを使っていますが。
それともう一つ、
このMaidSafeCoinはCPU等も共有することも可能になるため、単なる保管だけではなく、アプリやシステムの構築も可能になるそうです。
MaidSafeはデータの保管場所を譲り合うだけではなく、コンピュータの能力自体を譲り合うことを目指しているわけです。
MaidSafeCoinのfarmer(ファーマー)の意味
ビットコインは、miner(マイナー)と呼ばれる人が、取引承認によって通貨獲得する方法を採掘(マイニング)作業と言います。
それと同じような感じで、MaidSafeにリソース(容量、システムなど)を提供し、特定の人のデータを預かることをファーミング(耕作)と言って、その人たちをfarmer(ファーマー)と呼びます。
※ちなみに今はまだ、システムの開発段階らしく、その資金集めの一環でMaidSafeCoinという形で、仮想通貨を発行しているようです。のちに正式なものになった後、このMaidSafeCoinをSafeCoinと1:1で交換するとのこと。
MaidSafeCoinはどうやって手に入れるのか?
公式サイトはmaidsafeです。
日本の業者は、この仮想通貨をまだ扱っていないようですが、例の仮想通貨ランキングでは上位に居続けているようですね。
また、最初の資金調達としてクラウドセールが行われた時は、約4000BTCの資金調達をあっという間に完了させたそうです。
この通貨、どうしても欲しいなら、今は海外のサイトpoloniexなんかで売っているそうなので、多分そこで買うくらいしか方法はないです。
ここはMaidSafeCoin以外にも、全部で20種類以上の仮想通貨を扱っていますので、一度に複数の通貨を試してみたい場合でもここはお勧めですよ。