【初心者向け】WordPressをローカル環境(ネットに繋がず)で起動させる方法

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最近、WordPressの練習とかで、サイトとかページ公開とかせずに自分のPCで確認だけしたいなってことが増えてきました。
でも、このWordPressってちょっと特殊で、単純にファイルを直接開いてページをプレビューするっていうことができないようになってます。

実際ページ自体は”公開しない”設定ができるんですが、そうじゃなくてサイト自体をドメインをつけずにちゃちゃっと内容だけ確認したいわけです。

そういうわけで、一見、手軽にサイトを構築できるWordPress(ワードプレス)ですが、ちょっと特殊な構造上、普通のHTMLファイルのようにポチッとローカルでプレビュー表示ができない仕様になっています。

今回はこのWordPressをネットに繋いでいない状態、いわゆるローカル環境での起動を行う方法を解説していきます。

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MAMPを使ってWordPressを立ち上げる

とある理由で、WordPressはHTMLのコード直打ちファイルのようにファイルを直接視覚的に見ることができません。
この辺はあと(WordPressとLAMP環境の項目)から説明しますが、とりあえず、WordPressは何かしらのサーバが必要になる、っていうことだけ覚えておけばいいかと。

それで、そのサーバなんですが、手軽にローカルサーバ(自分専用のサーバ)を作ることができるフリーソフトウェアとして、”MAMP“というものがあるので、今回はそれを使ってローカルサーバを立ち上げてみます。

MAMPのインストール

まずは公式サイトに行ってMAMPのインストールを行います。
公式サイト:MAMP

今回使うMAMPはバージョン5.2となります。また、説明はMac操作中心の説明になってます。
他のバージョンや、Windowsでは画面構成が若干違うので注意してください。
(ただ、操作内容は一緒のはず・・・)

“Free Download”の項目をクリックして、WindowsかMac版の”MAMP & MAMP PRO”をダウンロードします。
MAMP PROは有料版ですが、普通に使う分には無料版の方の”MAMP”で問題ないです。

インストールは通常通り行います。

MAMPの立ち上げと初期設定

次にMAMPの初期設定を行います。
アイコンをクリックすると下のような画面が立ち上がります。
このときにMacでは左上のいつものメニューバーに設定項目が出てきます。

次にメニューバーの一番左にある”MAMP”から”Preferences”(設定)をクリックします。
一般的な設定はこの画面から行います。

ポート設定

まずはポート(Ports)の設定から。
このローカルサーバを使ったときに、サイトのアドレスは”http://localhost:○○○/”となりますが、この○○○の部分にはこっちで決めたポート番号が入ってます。多分初期状態だと、設定どおり8888が入るはず。
このポート番号はApache、Nginxの両方を80に設定します。
MySQL Portsは3306に設定。

このApache(アパッチ)とNginx(エンジンエックス)というのはミドルウェアという部類のフリーのWebサーバーソフトウェアのことで、アプリケーションとOSの仲介を行っているそうです。
ちなみにポートは各サイトの住所のようなもので、エンドポイントを指定する場合の識別番号です。
MAMP Serverはその番号のうち、8888という番号を持っています。なので最初の設定では8888となっています。
ポート指定無しの場合は80(Hypertext Transfer Protocol)を指定します。

Webサーバ設定

次にWebサーバーのソフトウェア設定。
タブ”Web Server”の項目から。ここは普通にApache(アパッチ)のほうでOK。

データベース設定

MAMPスタート画面の”Start Servers”をクリックして、ローカルサーバーを起動。
次に”Open WebStart page”をクリックして、Webページ設定画面を開きます。

MAMPの専用Webページでは、自分のサイトをローカルサーバーで開いたり、サイトのデータベースを作成したりできます。
ここでまずは、”TOOLS”から”PHPMYADMIN”をクリックして、サイトをローカルサーバーで見られるように設定します。
※このとき、次に移行する画面であとで説明する言語設定を行ってもいいです。

PHPMYADMINの画面では、サイトのページになるフォルダ(ディレクトリ)を登録する事ができます。
ここでは”Databases”のタブをクリックして、新しくWebサイトを登録します。

“Create database”の項目で新しく、データベースを作成します。
まずは好きな名前を入力。

これで空のデータベースができました。

WordPressのアップロード

続いて、WordPressを実際にアップロードしてみます。
まずはWordPress公式サイトへ行き、ファイルをダウンロードします。

このWordPressのファイルを置く場所は、最初に説明していた”Preferences”の”Web Server”の項目に”Document Root”と呼ばれるフォルダ類を置くところがありますので、そこに入れます。(多分、初期配置はhtdocsになってるはずです)

“SHow in Finder”をクリックすると、そのフォルダまで案内してくれますので、フォルダに解凍したWordPressをまるごと投入してください。

WordPressの立ち上げ

WordPressを入れたら、MAMPの”Open WedStart page”をクリックして、MAMPのWebページの、”MY WEBSITE”をクリックします。

次の画面でWordPressの部分をクリック。

“さあ、始めましょう”をクリックして、下記の必要情報を入力して、送信します。
・データベース名:”Create database”でつくったデータベースの名前
・ユーザー名:root(デフォルト値)
・パスワード:root(デフォルト値)
・データベースのホスト名:localhost
・テーブル接頭辞:任意の文字

このあと、インストールを実行して、必要情報を入れていきます。
ここは通常のレンタルサーバーと同じような感じで進めていきます。

インストールを完了すると、無事に以降からこのローカルサーバーでWebサイトを立ち上げることができます。

一度立ち上げると、これ以降はMAMPの”Open WebStart page”からMAMPサイトへ行き、”MY WEBSITE”をクリックするだけで自分のhtdocsフォルダ内にあるサイトを立ち上げることができます。

もちろん自分だけのサーバーなので、ページ公開しても他の人には見られません。

MAMPの日本語設定

今現在のMAMPでは言語設定が英語になっていますので、”Appearance settings”の”Language”の項目を日本語に変えるといいです。ただ、今後本格的にさわっていくなら、言語は英語に慣れといたほうがいいそうですが。

Webサーバーって何?

一言で言うと、サイトをみんなのPCで閲覧できるように配布する装置でみたいなものです。
よく使う民間業者のサーバー本体は、よその場所に置いてあるので例えばロリポップとかエックスサーバーとかの中にあるデータは手元にない状態です。

一般的にはそれらのサーバーからデータを受信して、みんなが閲覧できるようにしています。
なので、自分で作ったサイトを自分のPCからみんなに直接送っている訳ではないです。

Server=取り分ける人(モノ)

ちなみにApache(アパッチ)などはこれらのプログラムがきちんと働くように補助・仲介しています。

WordPressとLAMP環境

WordPressが素の状態で動かない理由、それはPHPなんかが自分のPCで動かないからです
PHPはWordPressの代表格のプログラミング言語の一つで、javaScript何かと違ってサーバー側で計算とかして結果だけサイトに反映させます。

プログラムとしては以下のような感じ。

<php?~~~?>
このコードの場合はローカルでは動きません(普通は)。

なので、普通にWordPressのINDEXをWebで開いてもこれらのプログラムが動かないため、ちゃんと閲覧できません。

このPHP自体はサーバー側でしか動かないため、ただ見るだけだとしても、どうしても専用の環境構築が必要になります。
その環境のことを”LAMP環境”っていうらしいです。

今回のMAMPはその環境づくりの中でも最も簡単だって言われている方法らしいですね。

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