仮想通貨ポートフォリオ自動管理「Coinboard」を使ってみた

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このサービスでは、いろんな取引所に置いてあるアルトコインや草コインをAPIを通して一括管理できるツールで、各取引所の資産の状況をリアルタイムでまとめて管理できます。

3月14日には、同サービスを運営するLOGICAが、セレス、サイバーエージェント・ベンチャーズ、アドウェイズ 、マネックスベンチャーズの4社による約1億円あまりの調達増資実施を発表していると各メディアが報じていますね。

今回はこのツールを使って実際に自分の資産をまとめて管理してみます。

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Coinboardの基本情報

株式会社:LOGICA
設立:2015年11月13日
代表者:代表取締役 松永大
2017年10月よりCoinboardをリリース

最近事業を始めたばかりのベンチャー企業のようです。
会社のサイトなどはないようですが、ビジネスSNSであるWantedlyには登録されているようなので、そちらの情報を貼っておきます。
wantedly.com

Coinboardの使い方

公式サイトはcoinboard.meです。
「Coinboard」を始めるからスタートできます。

この辺は普通通りのアカウント登録方法です。
情報を入力して「アカウント作成」をクリックするとメールが届くので記載のリンクを押して登録を完了させます。

API登録方法について

今回のCoinboardのツールではそのAPIを連携させて使用する方法とそれを使用せずに手動で入力して管理する方法が可能です。

APIとは簡単に言えば、取引所の情報を外部で処理するためのコードです。
なかなか初心者は手を出しにくい感じがしますが、簡単なものではそのままコピペするだけで情報を管理できるので、僕でもスプレッドシートなどで管理したりしています。

APIには、誰でも情報を共有できるパブリックAPIと個人の所有通貨量や秘密鍵情報が入っているプライベートAPIの2種類があります。

後者に関しては、今回のCoinboardのようなサードパーティーでは、その情報を管理するツール自体のセキュリティーが重要になります。

もちろん通常は個人情報が外部に漏れないように保護されていますが、ものによっては外部からの攻撃に弱いツールも存在します。

APIを利用したとされる情報漏洩事件はここ最近でも起こっています。

APIキーは単なる情報の閲覧権限から、その取得した情報を使って外部のツールでトレードすることさえできます。

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個人的にはプライベートAPIを利用するための同サービスのセキュリティーの信頼性に関しては、大きな不安があるわけではないですが、最近のハッキングレベルなどの動向から、むやみに秘密鍵情報などを利用する気にならないため、今回は

APIを利用しない方法での管理方法

こちらを実践したいと思います。

なお、実際にAPIを利用する方法も紹介はさせていただきますが、あくまでその際のリスクは自己責任となります。

手動で保有通貨を入力していく

手動入力で管理する大きなメリットは、リアルタイムで日本円などの価格で情報を管理できる部分です。

これはスプレッドシートを駆使すればできなくもないですが、素人がこれを実施するには下準備にかなり時間がかかります(経験済み)。

手動入力では「保有量を登録する」から情報を入れていく形になります。

対応取引所は
Binance,bitbank,bitFlyer,Bittrex,coincheck,Kraken,Liqui,Poloniex,Quoinex,Zaif
です。主要取引所は採用されているのものの、最近で始めた分散型取引所にはまだ未対応ですね。

登録通貨はかなりの数があるようですが、まだ検索などに対応していないようで、正直探すのに苦労します笑
通貨は通貨単位でのアルファベット順で並んでいます。

何十種類も通貨を持っている人は、手動で入れていくのはかなり億劫ですが、もともとスプレッドシートで頑張って管理していた僕にとってはかなり楽に思えますが笑
入力した情報はこのように表示されます。

API連携登録での使用方法

API連携と言っても、単に取引所からAPIキーとAPIシークレットキーを取得して入れるだけです。

こちらの方が手動入力に比べてはるかに簡単ですが、その分APIシークレットキーの情報が漏洩した時のリスクが新たに出てきます。

サードパーティのWebツールの使用に関してはキーの漏洩の他、アカウントパスワードの漏洩にも気をつける必要がありますね。

それぞれの取引所でAPIの取り込み方法は違いますが、このツールでは各取引所のAPI取得場所を丁寧に画像を使って解説してくれます。

Coinboardのデメリット

せっかく一括管理サービスを提供するなら個人のウォレットの情報も管理できるようにしてもらいたいです。

ツールのセキュリティー上の問題に関しては、こればっかりは長期間の運営で証明していくしかないと思います。

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