複数の通貨を持っていると、どうしても何個か取引所を開設したり、複数のウォレットを作成したりすることが必要になってきます。
まだ仮想通貨が一般的に普及していないとき、僕の場合ではエクセルやスプレッドシートなんかで一つ一つの仮想通貨の値動きや、持っているコインの数量なんかを打ち込んで、損益の管理していました。
でも最近では、世界的に仮想通貨が流行してくれたおかげで、一つのアプリケーションですべてのコインの値動きや所持しているコインの数量、損益なんかを手軽に管理できるようになってるんですね。
今では色んな種類の管理アプリがありますが、個人的にかなり使いやすいと思ったのがこの”Blockfolio”と呼ばれるツールです。
海外では珍しく、日本語対応で、参考にしている取引所のレートの種類はなんと33種類とかなりの数。
対応しているコインは膨大で、おそらく現状世界各地で上場している通貨はすべて扱っている気がします。
あんまり大きな声では言いたくないけど、こういう海外のアプリは国内のものより性能が高く、細かいところまで作り込めれている気がします。
目次
Blockfolioの機能
基本構造は極めてシンプル
・監視するコインを選択
・いつどれだけ買ったのか?(売ったのか?)を入力
・交換ペアを選択
これだけですべてのコインがリアルタイムで監視でき、全体の損益を確認できます。
また、ポートフォリオとしてグラフで全体の状況が確認でき、視覚的にも状況がわかるようになっています。
海外のアプリでは珍しく、ちゃんと日本円(JPY)に対応しており、設定すればいくらの値動きがあったのかが瞬時にわかるようになっています。
Blockfolioのメリットとデメリット
このアプリの一番のメリットは、完全に個人のウォレットや取引所とは切り離して手動管理できるというところ。
今リリースされているアプリでは、使っている取引所のアカウントや個人情報をもろともアプリケーションに認証させて、取引所で購入したコインを自動的に管理するものがあります。
確かに手動での入力が省けて簡単なように見えますが、現状ハッキングなどの危険性に不安があるこの世界で自分の取引所のアカウント情報を知らないアプリにまるごと渡すことは自殺行為です。
また、自動で同期するタイプのアプリは対応する取引所がないとそもそも通貨を登録ができないことが多く、特に日本のアプリではかなり限られた取引所しかリストに入っていない場合があります。
結果的にはちょっとマイナーなアルトコインや草コインを管理できないという自体にも陥ることがしばしば・・・。
一方で、
Blockfolioのように完全に独立したタイプの管理ツールは、最悪情報が漏れてもただ持っている通貨とか数量がバレる程度です。
さっき話したメリットは、手動入力がめんどくさいという形でデメリットにもなりますが、無駄なリスクを省くことを考えると、こっちで独立して管理したほうが絶対にいいはずです。
また、わざわざ取引所とコインを紐付ける必要がないので、管理するコインは参考にするレートだけを選んで登録するだけでOK.
要はこういったアプリは、ただリアルタイムで計算だけしてくれればいいって言う話ですね。
Blockfolioの使い方
Blockfolioをダウンロードして立ち上げると、次のような画面が出てきます。
中央に大きく表示されているものが、実際に登録した所持通貨の内容です。
立ち上げた時点で、最初はビットコインとかUSDとかが未記入であらかじめ登録されているはずです。
①:シグナル
②:ポートフォリオ
③:関連ニュース
④:保有通貨の追加
⑤:その他の設定
まずは⑤”その他の設定”から基準言語を日本語にして、通貨単位をJPY(円)にします。
一番下の設定をクリック(おそらく最初は英語になっているはずです)
“Currency Settings”で各通貨の損益とかの単位を”JPY”に設定。
5番目の項目にある”Language”で”Device Language”を選びます。
通貨の登録方法
④:保有通貨の追加をクリックすると、貨幣を選択する画面が出てきます。
かなりの数が表示されますが、上の検索フォームから通貨名を入れれば簡単に見つかるはずです。
通貨を選択すると、次のような画面が出てくるはずです。
実際の通貨を買ったり売ったりするたびにこの画面を使って通貨の購入、売却、数量を選択して登録します。
画面では実際にトレードしたときの取引ペアと取引所を選択しますが、万が一取引ペアや取引所がない場合でも、とりあえず適当に取引所を選んで、取引ペアを〇〇/USDペアを選んでおけば、損益の計算はちゃんと行われます。
※この際は一番下のメモ欄に、交換したときの取引所の情報を入れておけば間違いないです。
両替所などを使って交換した場合は、通常の取引所のペアというものがないため、上記の方法を使って登録することになるはずです。
トレード価格とトレード日は自動的に挿入されますが、こっちで指定してやることも可能です。
登録した通貨を確認する
実際に登録した通貨は下のように一覧で表示されます。
各通貨を選択すると、通貨ごとにチャートを確認できます。
画面上にある4つの項目から詳細な情報も見ることができます。
詳細:チャートの確認
予約:取引所の実際のトレード状況
アラート:価格の状態をアラートで知らせてくれる設定ができます。
保有額:登録した通貨の保有量を確認します。
保有額の欄から登録したコインの数量を確認でき、内容も変更できます。
通貨の数量に表示されるKやMMの意味
※表示される数量の単位にKとかMMとかありますが、これは桁を表す単位です。
K=ゼロ3桁
MM=ゼロ6桁
例:
2.84MM=28,400,000
810.08K=810,080
[ad]