4月24日、アルトコインの一つのRipple(XRP)が久々に見せる高騰で、100円台の3桁を記録しました。
今年1月7日につけた380円台に比べると、三分の一にも満たない価格推移ですが、それでも一ヶ月足らずで50円程度から2倍近くまで上昇しているため、驚異的な上昇率と言えます。
Ripple上昇の材料と要因
Bitcoinの価格が上昇を始めたのも、大きな要因として考えられます。
というか正直な話、今までの様子を見る限り、ビットコインさえ上がれば、あとは細かい好材料でも伸びる気がします。
最近の話題では、リップル公式ツイッターでスペイン最大の商業銀行サンタンデール・グループの外貨支払いの50%をすでにカバーしていることをアナウンスしています。
“We are covering 50% of all the FX payments the Santander Group does annually. It works really well… we’ve tested for two years and they work, they’re safe and they’re fully compliant.”
–@AnaBotin to @FT on One Pay FX https://t.co/ID3RY3iBUu— Ripple (@Ripple) 2018年4月23日
大手メディアForbesでは、今後の仮想通貨界はこのリップルが率いるとも報じられています。
すでにSBIホールディングスをはじめとするいくつもの送金サービス大手と提携しているため、国内でも徐々に知名度が伸びつつあるようですね。
forbesjapan.com
また、SBIホールディングスのCEOの北尾靖孝氏が「リップルは、今年末までに10ドルまで達する」という発言をしたことも、今の上昇の要因の一つとして考えてもいいと思います。予想が当たれば、年末に1XRP=1000円まで上がるということになりますね。
正直、とてもそこまで行くとは思えませんが、意外にこういった著名人の予想は近いところまで当たったりするから良い意味で怖いです。
legalgamblingandthelaw.com
Rippleの今後の予想
主要アルトコインはすべて、ビットコインと同じように上昇と下落を繰り返してきました。
一見、ビットコインにつられて動いているようにみえたこれらのコインは、気がつくともう一年前の価格よりも遥かに上昇しています。
リップルコインとBitcoinの価格推移。
ぱっと見ると、だいたい同じような動きをしているようにも見えます。
しかし、その上昇率には大きな差があります。
約一年前の2017年1月時点での価格は
ビットコインが約878USD
リップルが約0.0064USD
この後の上昇で今年の1月時点での価格は
ビットコインが約19398USD
リップルが約3.61USD
となってます。
これらの上昇率を計算すると、
ビットコインが22倍の上昇率に比べて、リップルはなんと564倍。
今の100円の段階でも、約156倍の上昇率です。
ビットコインの高騰にばかり目が向けられていますが、このようにその影で信じがたい価格を更新しているアルトコインは多数あります。
一方で、いちばん有名なビットコインに関しては、個人的にはもうほかのアルトコインのように数日で何十%も上昇するようなことはないと予想します。
知名度は一番あるので、他のコインに比べて、新規市場参入者は必然的に少なくなると予想されるからです。
すでにソロスなどの大口の投資家も参入することが報じられているため、これからはその希少価値でじわじわと値段を上げていくことと思っています。まあ、そっちのほうがありがたいんですが。
それに比べて、リップルに関しては、まだ発展途上にあります。
未だ、その名前すら知らない人は多数いて、中には詐欺だと勘違いしている人すらいます。
しかし好材料はすでにたくさんあり、運営が構築するシステム「xCurrent」がすでにみずほフィナンシャルグループ、三菱東京UFJ銀行など61行の大手銀行で採用されています。
そのため、あとは知名度が上がるのを待つだけになると思われます。
一番気がかりなのは、まだ、国内の取引所でこのリップルを扱っているのが数社しかないこと。
なぜかはわかりませんが、このように金融業界に浸透しているにも関わらず、各取引業者はリップルに関してあまり積極的ではないように思えます。
これは何か上場に関して、問題があるとしか思えません。
海外ではもちろん大手取引所のほぼ全てがこの通貨を上場させています。
もともと個人向けの送金通貨でないことも理由の一つかもしれませんが。
せっかく好材料が出ても、買う場所が限られていると、新規参入者も増えませんね。
あるいは前のビットコインのようにイナゴ(投資初心者)による価格崩壊を避けるために、あえて市場に出回らないように抑えているのかもしれません。
現段階でボクが知る限り、このリップルを国内で手に入れる方法はbitbank.ccとFX主体のGMOコインくらいです。
ちなみにボクの場合は旧Mr.rippleで一年前に購入して個人で保管しています。
現在、仮想通貨市場の参加者の半数は日本人が占めています。
そのため、今後は日本人がリップルを手に入れやすい環境になることが求められると思います。
例えば、bitFlyerにリップルが上場するとか。
[ad]