3月20日にmediumの公式文章で発表された内容では、コインチェックから流出したNEM(XEM)について、モザイクタギングシステムの削除を行い、追跡モザイクを無効にしたことがアナウンスされています。
medium.com
実施に停止した日は3月18日とされており、中止の理由は明らかにされていません。
以下は理由に関する記述です。
この取り組みは、盗難されたXEMを清算するハッカーの能力を削減するのに効果的であり、法執行機関に実行可能な情報を提供しました。この調査の慎重な性質のため、詳細を公開する予定はありません。
なんらかの見切りがついたのか、あるいは金融庁側の操作に関しての調整があったのかもしれません。
少なくとも、NEM.io財団ができることはすでにやり終えたというところかもしれません。
そもそも財団は法執行機関ではないので、それ以上のことを行うと、個人権利を侵害しかねません。
なお、盗まれた約5.2億NEMに関して、直近の時点で、各メディアで言われている換金額はすでに半数程度(約290億円)と言われています。
一度換金した場合、匿名性のある仮想通貨であった場合はもうこれは特定不可能であり、二度と盗まれた側には戻ってくることはありません。
もっとも換金が活発に行われていたとされるダークウェブ上ではすでに盗まれた額の15%が換金されていると言われており、一部を購入した人が日本国内の人物であったこともニュースになりました。
実際、足跡を残さないように交換する方法はかなりあるように思えます。
取引所以外にも、チェンジリーなどの即座に交換できる交換所もありますし、似通ったサービスなども利用できます。
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