著作者や出版社に無断で漫画作品をアップロードして閲覧可能にしていると大きな問題になっていた違法サイト「漫画村」がGoogleの検索結果から排除されています。理由は米国のデジタルミレニアム著作権法(DMCA:Digital Millennium Copyright Act)に基づく著作権侵害申請によるもの。
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漫画村では、漫画作品を著作者や出版社に無断でアップロードしていて、閲覧可能にしていることが大きな問題になっていました。
日本では、4月6日に政府によるサイト規制措置を検討していて、インターネット接続業者(プロバイダー)に対して、このような海賊版サイトへの接続を遮断するように要請する調整に入ったとされていました。
ただ、今回の削除の件は、日本国内の出版社と言うよりも海外勢からのクレームがついたようです。
依頼主は、カナダの女性向け恋愛小説大手であるハーレクイン・エンタープライズと、同グループの日本支社であるハーパーコリンズ・ジャパンというところ。
内容としては、この恋愛小説のコミカライズ版を盗まれたとして、ハーパーコリンズ・ジャパンが代理?で著作権侵害の申し立てをしたようです。
さすがGoogleですね。
対処がめちゃくちゃ早い。
最初から、ここに依頼すればよかったんじゃないかって思うくらいの対応力です。
対して、漫画村のサイトは現在表示できない状態となっていて、メンテナンス、負荷が高い状態になっているとされています。
説明文を見る限り、どうやらシステム的にも何か変化があったようですね。
漫画村が表示されない理由
理由は幾つか考えられます。
噂の範囲では、「深層Webからやってきた」と名乗るバーチャルYouTuberディープウェブ・アンダーグラウンドさんの「漫●村を燃やします」と公言していたそうで、それが何か関係しているとの声も上がっています。
漫画村潰し成功ですわね
— DeepWebUnderground (@D_W_Underground) 2018年4月11日
もっとも、有力な見方としては「管理人が現在のサイトを捨てた」説が有力のようです。
個人的にあのクマのゲス顔は好きだったんですけどね笑
ちなみにデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく著作権侵害申請では、サイトの存在そのものを消したり、システムを停止することはできないので、決定的な原因は上のようなものにあると思います。