4月2日、米Googleは暗号通貨をマイニングする拡張機能について、Chrome Web Storeのストア規約を変更しました。
同日からマイニング・スクリプトを備える拡張機能の登録を拒否し、また配信中の拡張機能についても6月末までにストアの登録から外すとのこと。
cryptocurrencymagazine.com
隠れマイニングでPCパワーを取られる
近年話題になっているこの事例。
知らない間に自分のPCのCPUパワーを赤の他人にマイニングのために使われて、その分のCPU使用量が急増する現象が多数報告されています。
マイニング自体をあまり知らない人に簡単に説明すると、
ということになります。
CPUはPCの動作環境に影響する部分で、これが不足すると、PCの動作は遅くなります。
最近では主に海賊版のダウンロードサイトなどにこの機能がつけられていて、9月に海賊版ミュージックダウンロードのThe Pirate Bayがこれを行っていたことが発覚しています。
torrentfreak.com
対象の事例は匿名性のある仮想通貨Moneroによるマイニングが行われていたようです。
また、漫画海賊版サイトでも同様の事例が報告されており、どこかの有名なサイト(どことは言わないが)でも話題になりました。
nlab.itmedia.co.jp
実はMoneroの隠れマイニングが簡単に実装可能
素人目にはあんまりパッとしないですが、実は結構簡単にこの機能を実装できるみたいですね。
試しに今のChrome Web Storeで「Mining」で検索してみればわかります。
Monero・・・
これは明らかにr・・・。
現状の法律ではもちろん禁止されていませんが、ユーザーに使っていることを公表せずに使用することはChrome Web Storeで禁止されているはずです。
グーグルでは拡張開発業者の約90%が規約に遵守していないと述べており、今回の措置に踏み切ったものと思われます。
現状はちゃんとブロックできるシステムが存在しないようなので、こっちとしてはCPU使用率を見て確認する方法しかないようです。
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