今年、Xperia向けの新たなOSとして、フィンランドのモバイル会社Jolla Ltd.とSailfish OSコミュニティによって開発された新たなモバイルOS「Sailfish X」が国内で提供を開始します。
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現在は国内で使用されているOS(オペレーションシステム)のほぼすべてがAndroidとiOSに限られますが、この市場に新たにJollaが開発したXperia向けのOSが展開する予定です。
Sailfish OS自体はもともと欧州向けにスタートしたものです。
ソニー「Xperia X」シリーズ向けにSailfish OSを49ユーロ(約6500円)でダウンロードできるプログラムとして2017年から提供開始しており、Xperia Xのユーザーはソニーの「Sony Open Device Program」を利用してOSをインストールできます。
現時点ではXperia端末にしか対応していないそうですが、Sailfishコミュニティーがシャオミ、ファーウェイなどの端末向けにSailfish OSのポーティングを進めており、今後は拡大していくとのことです。
正直な話、現時点での国内利用のメリットはほぼないように見えます、
性能の話というよりも、国内規模の展開状況として、単純に対応する機種が少ないだけでも、他のOSと比べてスタート地点で大きく差がつきます。認知度も少ないことから何か問題があった時に対応してくれる修理メーカーなどがないことも問題です。
唯一、メリットと思える部分はシェアが偏っているため、標準のウイルスにかかりづらいことが予想されるくらいですかね。
ただ、単純にエンドユーザーに提供するわけではなく、このOSの焦点はライセンスとして、法人に向けられているようで、今後はアジア、アメリカなどの市場でどのように利用されるかが鍵になるようです。
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