4月9日、モスクワ証券取引所の取引ではモスクワ時間13時10分(日本時間19時10分)までに9.386%(214.12ポイント)の下落が確認されています。また、ロシアの主要株価指数であるRTSは11.539%(142.68ポイント)下がり、1093.8ポイントになっています。
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RTSは日本でいう日経225などと同じもので、流動性の高い銘柄で構成される指数です。
見て分かる通り、チャートがとんでもない形になっています。
今回の件では、米国による追加制裁措置の発表が大きく影響しているようで、ロシアの通貨ルーブルも一時前週末比4%安の1ドル=60.55ルーブルと、2017年8月以来、実に8カ月ぶりの安値を付けています。
アメリカの制裁措置
6日、米財務省は富豪や当局者らロシア人24人と14組織に対し、米大統領選介入疑惑などのさまざまな「悪質な行為」がみられたとして制裁措置に踏み切ることを公表しています。
制裁措置では、アメリカにある口座の凍結などの行っています。
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声明では、クリミア占領の継続、ウクライナ東部で暴力行為、アサド政権に対する機材や武器の供給、その他西側諸国の民主主義転覆を図ったり、悪質なサイバー活動に関わったりするなど、世界でさまざまな悪質な行動に関与していることを理由にあげているそうです。
ちなみにこの制裁は今回で2回目となります。
一度目では、3月に大統領選への介入を理由にした制裁を実施していたそうですね。
一方でロシア側は、米国の追加制裁に「断固対応」する形示し、かなり強気な態度で臨んでいるみたいです。
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