実はビットコインが下がっているそばで主要アルトコインは上がってた件

シェアする

世界各国の仮想通貨に対する規制から始まり、コインチェックのNEM流出事件、facebookの広告規制、そしてtether問題の拡大化など、最近悪材料が続いているせいでビットコインはすっかり下げトレンドに入り浸りの状態が続いています。

以前まではビットコインにつられて他のアルトコインもだだ下がりだったんですが、最近この一連の動きに若干の変化が現れているような気がします。

今回のチャートで、ビットコインとアルトコインであるイーサリアムの動きに関して、一見同じような動きに見えますが、よく見ると、違いがあります。

イーサリアムに関しては、実のところ、ニュースであっているように単なる引っ張りを受けて下がるようなことは起きておらず、去年を通してずっと安定した上昇をしています。

これらのアルトコインとビットコインの関係性は現状どうなっているんでしょうか?

スポンサーリンク

ビットコインとアルトコインの関係

大雑把ですが、大体の関係性を予想してみます。
参考にするものはビットコイン、イーサリアム、リップル、NEO(ネオ)の4つです。

今から1年前からのチャートの動きを比較してみます(※動きのみに注目してください)。

ちょっと見づらいですが。
ビットコインは去年の12月からダウントレンドに入りました。

その他のアルトコインは、その後にブームが来たかのように大きく上昇するも大体どれも今年1月15~16日付近に大きく下げています。

まず、ビットコインの上昇後に、アルトコインが上昇することは今までにも何度もあったことで、ビットコインが取引所において、アルトコインの「繋ぎ」の役割を果たしていることによるものだと思います。

僕もアルトコインを買うときにはほとんどまずはビットコインを買ってから他に変換します。

その後の暴落は、この時期の情報でも多数のメディアがこのことを伝えているものの、その核心となる原因はわかっていないようでした。とはいえ既にこの頃には各国での仮想通貨の規制が大きくなっていたので、それらが関係しているものと思われています。

次に個別の状況です。

イーサリアムに関しては、先ほども言ったようにその後すぐに小さいながらも、上昇トレンドに入っています。
同じくNEOに関しても、今までと同じとまではいかないものの、以前の状態に値を戻しています。

その中で、ripple(リップル)だけは異様な形になっています。これは単に変動の大きさが関係しているものと思われます。

仮想通貨の変動の大きさ

主要アルトコインに限定されますが、国内で扱われているものに関しては暴落時と上昇時の変動が極端に思えます。

リップルに関しては特に極端です。

13日付近の最初の上昇は、国内の大手金融会社SBIがこの技術を使って、日韓大手金融機関と送金実験を始めると伝えられた日にちと合致しています。その後、与沢翼さんなどの国内のインフルエンサー達が次々と情報を発信し、アジアを中心に買いが過熱しました。

過熱した分、冷えた時の変動が大きいことは誰が考えてもわかることです。

その後大きく下がり、全体としてただ山を作っただけの状態です。

チャートにはないですが、これに関してはNEMも全く同じ動きをしています。最高価格すらほぼ同じ日(1月4日付近)につけています。本当にびっくりするくらい同じ動きです。

ちなみにその後の下げに関しては、これも大きなニュースなどがあったわけではないようで、ただ単なる投機による一連の流れとしか思えません。

一方で、NEO(ネオ)の動き。

この通貨は日本ではあまり知られていませんが、仮想通貨ランクではかなりの上位にあり、個人的には将来性も期待しています。

見てみるとわかる通り、イーサリアムと並んで比較的暴落の被害に関してはまだマシなように見えます。全体としても「下げている」とはいえず、今はいわゆるブロック(ヨコヨコ)的な動きになっています。

少なくとも今の時点ではこれら海外取引所中心のアルトコインは、下がっているとは言えないと思います。

これは現時点では、の話です。
実際にここからこれら全ての通貨が下がり出すと「いよいよ仮想通貨界で大きな後退が起こっている」という判断が出てきます。

自然な動きを見極める

最近の動向をみると、投機による過熱や、一般人による一時的なブームで、仮想通貨本来の価値が大きくずれていることが理解できます。

例えばライトコインのチャート。

こうやって一年を通してみると、どう考えても途中の急上昇では上がりすぎ感が伺えます。

ちょうどこのころから「ライトコインが安定している」って話が出て、噂を聞いた投機陣、その他イナゴが集まりだしたものと思われます。

その後に大きく下がっていますが、途中から参入した人はその下がっている様子だけを見て「もうこの通貨はダメだ」と売りに走ります。

これは最近流行っているモナコインでも同様です。

本来のポテンシャル以上に価格が吊り上げられていたことに関しては実際ほとんどの人が理解できていたことでしょう。

同じくこれに関しても1月4日付近に下げに転じています。

大きな力によって、遊ばれている感が否めません。

アルトコインの独立

今まではビットコインに合わせて他の通貨も上がったり下がったりしていましたが、最近の動向を見る限り、一部のアルトコインではビットコインのそれとは違った動きを見せているように思えます。

※逆に小さな草コインは相変わらずビットコインの影響をダイレクトに受け続けています。

確かに今は、主要取引所ではドルとビットコインでしか安全な入出金ができないため、アジア圏の人は後者でしか移動せざるおえないですが、今後はイーサリアムやリップル、NEMなどの通貨が上場規模を大きくしていき、アルトコインでも橋渡しができるようになってくると思います。

現に、かなり前から既にイーサリアムはビットコインとは違った動きをしてきています。

また、最近のもので言えば、Populous(PPT)は特に安定した上昇を見せています。

もう昔のように全部が全部ビットコインと共倒れしているわけではないのです。

今、全ての通貨が下がっているとは言えない

一つ一つ見ていくと、アルトコインではちゃんと山をつけて上昇しているものもあります。

全ての通貨において、12月4日前後が大きな山になっているため、一見下がっているようにも見えますが、そこを単なる投機による加熱とみなすと、通貨本来のトレンドがある程度把握できそうです。

Ethereum (ETH)、Stellar (XLM)、NEO (NEO)、ICON (ICX)、Populous (PPT)など、その他にもまだしっかりとしている通貨はたくさんあります。

[ad]

合わせて読みたい

あわせて読みたい

関連情報

関連情報

スポンサーリンク

シェアする

フォローする