クレジットカードを使ってみたら自分がいかに無知か知った話

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クレジットカードっていうと「借金」とか、「盗難」とか「手数料」とかマイナスイメージばっかりが頭を取り巻いて、何かと躊躇することが多いです。

僕の場合は「とりあえず作る分には維持手数料もかかりませんよ」っていううまい話に乗せられてかなり前から一応持ってます。

種類はマスターカード。
もちろん持ってるだけでした。

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クレジットカードに対する勘違い

最近は何かにつけて、キャッシュレス、キャッシュレスって言われていますね。
確かにカード払いは楽でしょうが、盗難や手数料がめんどくさいって、ちょっと前までの僕は思っていました。

その後、これらの考え方がいかに時代遅れかということに気づいてしまった時、僕もしょせん「小さなコミュニティ内の偏った人間」と同じレベルの人間なのかっていう恥ずかしさに襲われます。

一回払いでは手数料はかかりませんし、維持費もかかりません。

ちょっと調べてみると、盗難の危険リスクにおいても現金よりはるかに安全だとわかります。

めんどくさくてこれを受け入れるまでに随分と長い間時間がかかった気がします。

しかし、僕の言い訳がましい一つの意見として、このクレジットカードに関しての理解の遅れは各提供会社の情報表記の悪さが一因として影響していると思っています。

普及の原因はクレジットカードのややこしさじゃないのか?

今あるクレジットカードはほとんどがどこかの企業と提携しています。

例えば、楽天カード。

楽天株式会社(100%株主)がクレジットカード会社「JCB」と提携してるものが、この「楽天カード」になります。
同様にゆうちょが提携している「JP BANK JCB カード」などもあります。

この提携に関しては普通のクレジットカードにあるルールに加えて、それらサービスの独自のルールが存在します。

正直ややこしいです。

しかも提携先のクレジットカード自体にはランクが存在しており、高ランクでは維持費がかかるものがあります。
また、提携会社によっては数年後から維持費がかかるものもあります。

しかし、手数料に関しては、実は加盟店(使えるお店)で勝手にお客にカード手数料を請求することを禁止されています。

知ってましたか?

これは提携会社が加盟店規約というものに準じているためです。

この辺の記載に関して、なぜかカード会社でははっきりと記載していません。

維持費と手数料、この辺をはっきり書いてほしいものです。

まとめると、クレジットカード会社のランクと、提携会社のサービス内容、さらにはその中のカードの種類によって条件が様々に分岐しています。種類が多いことに関しては良いことだと思いますが、ちゃんと大元のルールをめんどくさがらずに記載して欲しいですね。

手数料無料

カード払いにおいて、一回払いでは個人にかかる手数料は基本全て無料です。
これは、カード業界では当たり前の話みたいで、これに関してはわざわざ無料との記載はありません。

例えば、JCBでは加盟店規約「第11条.2」ではっきりと「現金客と同じにせよ」との記載があります。
jcb.co.jp

ただし、この支払いに関しては、当たり前ですが一回払いにのみ無料が適応されます。
分割払いとリボ払いではそもそも支払いをカード会社に代替えしてもらうという考え方で、その分の手数料がかかるという考え方です。

そうでないと、「ただでお金が借りられる」ということになるので、世の中の金融の仕組み自体が否定されます。

というわけで、普通に支払う分には基本的には全てのカードで支払い手数料は無料です。
これから先も、ここの付属して別のサービスとかを上乗せない限り無料です。

維持費無料

今のクレジット業界ではゴールドカードというものがありますが、それに関しては年間費がかかっていきます。

また、提携会社によって、例えばゆうちょなどは基本全部のカードが維持費がかかります。

一方で楽天カードなどはスタンダードタイプであれば年会費は無料です。

この年会費によるカードのグレードの違いは、中身のサービスに影響します。
一般的にはカード利用限度額が上がったりします。
あとは指定の施設利用が安くなったり、ポイントが多くもらえたり、だいたいそんな感じです。

盗難リスク

何気に一番不安なものがこれ。

カードを紛失したり、盗まれたりした場合はそのまま大金を使われるのではないのか?

これに関しては、まずほぼすべての会社で補償(もしくは全額補償)があります。

少なくともオススメやランキングで紹介されているものであれば、間違いなく備わっています。たいていは60日前まで遡って保証してくれます。
これは海外でも同様です。

無くして使われても、連絡すれば帰ってくるということです。
もっとも、その前に無くなったことに気づいた時点で盗難された旨を連絡すれば分単位でカードのシステムを止められるということが大きいかと思います。

現金と違って、カードは基本管理会社のもとで動いているため、会社の意向ですぐに止めることが可能です。

もっと言えば、逆に現金の方が使われた証拠が残らない分、危険です。
現金に名前を書くわけにはいかないので。

例えば、1000円取られた場合で考えると、現金であれば犯人を特定することは困難です。
無くなった1000円よりも、それを捜査する手間とコストの方が圧倒的に高いため、現実的には見つからないと思った方がいいです。

一方で、カードだと100円ですら保証の対象になるため、お金が見つかるかどうかにかかわらずお金は帰ってきます。

クレジットの手数料は誰が払っているのか?

ユーザーが使うクレジットカードの利用手数料は無料ですが、利用されるお店はその分手数料を支払うようになっています。

これはさっきも言ったように、日本のクレジットカードが加盟店規約というものに従っているからであって、お店側が客に手数料を請求することはそれによって禁止されています。
navinavi-creditcard.com

これ自体は国内クレジット業界では当たり前のことなので、サービス内容としてはあげられていません。

クレジットは結局のところ全部タダで使える

楽天カードなどを使えば、結局のところ、発行、入会、使用、維持、すべて無料で使用できます。

と言っても、実際はこのうち発行、入会、使用に関しては現状ほぼすべてのクレジット会社が無料になってます。

日本ではクレジットカードの普及率が悪い

韓国やシンガポールでは既にこのキャッシュレス化が大幅に進んでいて、アメリカ、イギリス、カナダなどは共に半分以上の消費者がカード決済を利用しているそうです。
coinpost.jp

一方日本では普及率で言えばつい最近まで20%前後だったそうです。
最近こそ、この話題を大々的にあげて普及に貢献しているようですが、先進国ではトップクラスで普及率が悪いですね。

そもそも、現状ではスーパー、コンビニ、居酒屋チェーンではほぼすべての店舗で使えますが、逆に自販機や個人居酒屋、田舎の旅行先などではやっぱり使えないことが多いです。電車やバスでは別途専用のものが必要になってきます。

逆にどんなに流行ったとしても、ある一定のところで、クレジットの普及率は絶対にストップします。

辺境や田舎でクレジットの普及を進めるには、どこの国でも共通で絶対的に無理な部分が出てくるはずです。

自然と絶対的な接点がある社会すべてをデジタルにするなんて不可能なので。

とはいえ、日本では全然まだ普及が進んでいない気がしますので、今後もこの普及活動が進められるんじゃないでしょうか。

オススメのクレジットカードの比較

ちなみに僕が現在使っているのはイエローハットのクレジットカードです。

もともと欲しくて作ったわけではないので、特にめぼしい特典が付いているわけではありませんが、普通にクレジットというだけで便利です。

もっとも、今後新しく作るならある程度会社を選別して選ぶことをお勧めします。

なお、クレジットに関してはわざわざ一枚に絞って選ぶ必要はなく、持っているだけで維持費がかかるところはともかく、何もコストがかからないところでは何枚持っていようと特にデメリットもありません。
(とはいえ、一応お金が絡むものなので、一度に何十枚も持つことはお勧めしませんが)

だいたい2~3枚持っていれば、程度な恩恵を受けることができると思います。

無難なクレジットカード

特にこだわりがなくて普通にクレジットを活用したいなら代表的なところから選ぶのが一番です。

詳しく分からない段階で、あれこれ選ぶよりは最初はそれでいいと思います。
引き落とし口座はいずれも主要銀行、信用金庫、その他地方銀行など。

楽天カード

選択可能な提携ブランド:masterCard、Visa、JCB
利用限度額:100万円
付帯保険:海外旅行・傷害保険
引き落とし:締切日の翌月27日
年会費:無料
入会金:無料
発行費:無料

何かにつけて楽天ポイントが入ってきます。
楽天サービスを利用する人ならまず間違いなく持っているであろうカードです。
楽天に関わるサービスを使っているなら迷わずにこれにしましょう。

と言っても、巷では散々もてはやされていますが、楽天に絡みのない人にとっては正直性能は他のカードと大差ないです。

楽天の業界が大きいため、そのポイント自体に注目が集まるわけです。

イオンカード(WAON一体型)

選択可能な提携ブランド:masterCard、Visa、JCB
利用限度額:100万円(初期限度額は50万円)
付帯保険:(イオンゴールドカードに付帯)海外旅行・傷害保険
引き落とし:締切日の翌月2日
年会費:無料
入会金:無料
発行費:無料

とりあえず詳しくわからなくても、どうせ付属サービスを得られるなら、普段使っているサービスの恩恵を受けたいものだと思います。普段イオンを活用している人ならこのカードも選択肢として考えていいと思います。

同じく、イオンカードセレクトというものがありますが、そちらは引き落とし口座が一個しかないので、こっちの方がいいです。

こちらはWAONポイントを何かともらえます。

Yahoo! JAPANカード

選択可能な提携ブランド:masterCard、Visa、JCB
利用限度額:100万円(初期限度額は50万円)
付帯保険:ショッピングガード保険
引き落とし:締切日の翌月27日
年会費:無料
入会金:無料
発行費:無料

こちらはTポイントカードが何かと手に入る専用クレジットです。
Tサイトで使える他、ポイント自体はジャパンネット銀行で現金化できます。

上級者なクレジットカード

何かしらの目的があって作ることが多いクレジットカードです。

特徴が偏っているものが多いので、しっかりと内容を見て選ぶ必要がありますが、ハマれば普段のカード以上に役立つはずです。

アメリカン・エキスプレス・カード

選択可能な提携ブランド:オリジナル
利用限度額:人によって異なる
付帯保険:海外旅行、国内旅行、ショッピング
年会費:12,960円
入会金:無料
発行費:無料

アメックスとも呼ばれているようです。おなじみのアメックスゴールドは昔から一種のステータスとして、世界共通のカードとして有名です。こちらは正直節税とは無縁の商品です。

ほかのクレジットに比べて加盟店が少ないと良く言われていますが、昔よりはまだだいぶマシになっているみたいです。

意外に知られていないのはスーパーのピアゴや国民年金の支払いができるということ。

このカードに関してはここでの紹介をせずとも欲しい人は欲しいし、価値がわからない人は全く興味がないと思います。
車でいうと、コストが有利な軽自動車とステータスがある外国車を比べるようなものです。

クレジットの危険性

しばらく使っていると、少なからずお金を使っている感覚がなくなっていきます。
個人的にそのへんの感覚はしっかりしていると思っている僕でも、使い始めた当初は普段より多めに使っていました。

これがクレジットカードの効果なんですね。
上記の加盟店がわざわざ手数料を使ってまでクレジットを採用する理由はこういうところにあるようです。

自己管理がある程度できていない人だと、あらかじめ使用上限を限界まで落として使ッタ方がいいですね。

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