テレグラムがICOを実施したプロジェクト「Telegram Open Network」(TON)とは?

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ロシア発のメッセージアプリTelegram(テレグラム)が先日史上最大のICOに成功、総額1700億円の調達に成功したことが明らかとなりました。
coindesk.com

日本では、正直あまり一般的ではなく、知っている人はいないかもしれませんが、Telegram自体は、仮想通貨関連でプロジェクト専用のチャットアプリとして端っこにチョコっと置いてある場合が多いので、ICO関連に関わっている人なら知っている人も多いと思います。

逆に海外では、普通に他のSNSと並んで表示されている場合がほとんどです。
紙飛行機のマークのあれですね。

このメッセージシステムは、ロシア最大のソーシャルネットワークであるVKの創設者であるニコライ・ドゥーロフとパーヴェル兄弟が2013年に立ち上げたもので、Android、iOS、Windows、Macなど一通りのOSに対応しています。

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ICOの規模がヤバい

今回騒がれているのは、この大手のチャットアプリが、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)の第二段階で8億5000万ドルを調達したと、米証券取引委員会に報告したこと。

第一段階では、2月の時点で別途8.5億ドル(約850億円)を調達しているので、これで1700億円と言うとんでもない金額を調達したことになります。

Telegramはなぜ、ICOを実施したのか?

テレグラムはベルリンに拠点を置く独立系非営利企業ですが、その規模はずでに2億人を突破したとも言われています(2億って全日本人より多い・・・)。
それでも非営利企業のため、通常企業が資金調達で行う「上場」の選択肢は法律上選べません。
そのため、今回のICOによる資金調達を選択したものと思われています。

ICOは別に法律でルールが決まっているわけではなく、そもそも国が定めた仕組みではないので、どこの企業ともわからないような危ない案件も多数ありますが、テレグラムに関してはすでに知名度があるので、他のICOとは比べ物にならないくらいの規模で資金調達に成功しています。

Telegram Open Network(TON)

今回のプロジェクトはTelegram Open Network(TON)と呼ばれ、専用トークンはGRAM(グラム)です。

ICOの第一ラウンドは1月29日から2月13日、第二ラウンドは3月14から始まっています。
ただし、今回の募集は証券取引委員会規則506(c)の規定に基づき、特定の条件が満たされている限り「企業は広範に募集し、一般に売り出しを広告し、引き続き免除要件に準拠しているものとみなすことができる」としており、一般のICOのように普通の人が気軽に買うことはできないようになっていたようです。

ネット上のICO紹介サイトでも、この案件に関しては開始日時等が公開されていません。

ちなみにトークンに関して、公式ではSAFTプロジェクトと呼ばれるトークン販売のためのフレームワークを使って販売し、ネイティブTON tokens(Grams)に1:1で変換される可能性があると記載されています。

TONトークンとも言われているようですが、ホワイトペーパーにはしきりにグラムの名称が使われているので、こちらがティッカーになるみたいですね。

基本情報:
Telegram Open Network
ブロックチェーン:TON
トークン:GRAM(グラム)
発行国:ロシア
開発:ニコライ・デュロフ
同意アルゴリズム:ステーク・オブ・ステーク(PoS)
総発行枚数:5,000,000,000グラム
(うち、投資家に2,200,000,000 GRAM)
初期レート:1 GRAM = 0.10ドル(約10円)
ホワイトペーパー:
drive.google.com/file
drive.google.com/file/d/

最小トランザクション時間と最大セキュリティを組み合わせることで、TONは新しい分散型経済のためのVISAやMastercardの代替手段になることができます。

今回のプロジェクトの目的は、ブロックチェーンプラットフォームを使った手軽な送金サービスの開発のようです。

リップルの国際送金プロジェクトや、中国の「We Chat」のようなスマホ決済手段に似たようなものだと思いますし、ホワイトペーパーの一文にも「We Chat」と比較しているところがあります。

また、この中で、テレグラム・アプリケーションで使われるウォレットはTONウォレットと呼ばれています。

プラットフォームの技術は以下の通りです。

TON Blockchain

これは、マスターチェーンと最大2つの付随するブロックチェーンで構成されていて、毎秒何百万件ものトランザクションを処理することを可能にする設計になっています。

高いスケーラビリティを実現するために、TONにはシャーディング(分割)のサポートが組み込まれています。
このTONブロックチェーンは、負荷の変化に合わせて自動的に分割、合体することが可能です。

ブロック生成は迅速になり、トランザクションコストは低く抑えられます。

TONのステーク・オブ・ステーク(PoS)では、バリデーターがビザンチンフォールトトレラントプロトコルの変種を利用して、コンセンサスに達します。

また、TONブロックチェーンでは、スマートコントラクトを作成できるようです。

インスタント・ハイパーキューブ・ルーティング

TONブロックチェーンはスマート・ルーティング・メカニズムを使用して、システムのサイズに関係なく、2つのブロックチェーン間のトランザクションが常に迅速に処理されるようにします。

2-D Distributed Ledgers

TONは、不必要なフォークを避けるために間違っていると判明したブロックの上に、新しい有効なブロックを拡張する自己修復メカニズムを採用しています。リソースを節約し、無関係なエラーのために有効なトランザクションが破棄されないことを保証します。

TON関連のコンポーネント

TONのブロックチェーンコアが完成した後にリリースされるコンポーネント・サービスが幾つかあります。
いずれもTON Platformに関連して、使えるようになるそうです。

また、以下のサービスはすべて、サードパーティのメッセージングおよびソーシャルネットワーキングアプリケーションと統合することができるそうです。、

TONストレージ

TONストレージとは、TON P2Pネットワークを介してアクセス可能な分散ファイルストレージ技術のことです。
これは、Dropboxの分散型システム版のようなものだと思います。

TON Proxy(プロキシ)

TON Proxyは、TONノードのIDとIPアドレスを隠すために使用されるネットワークプロキシ/アノニマイザ層です。
これを使用することで、匿名性を実現し、ブロックチェーンベースで「TOR」や「I2P」のようなプライバシー保護を実行することができます。

プロキシとは、外部ネットと取り継ぎ作業を行うためのソステムで、一般的にはプロキシサーバなどがPCで使われています。
TORやI2Pは一般的にダークウェブと呼ばれているもので、通常のサイトではできないプライバシーに守られたサービスを利用できます。

TONサービス

このプラットフォームは、多種類のサードパーティサービスのために提供されています。
アプリケーションとサービスは、TONエコシステム内で実装することができます。

このアプリケーションはオンチェーン、オフチェーンまたはそれらの混合で実装されます。

TON DNS

TON DNSは、アカウント、スマートコントラクト、サービス、およびネットワークノードに人が読める名前を割り当てるためのサービスです。
インターネット上でドメイン名を管理するように、分散型サービスを管理できます。

TON Payments

TONペイメントは、マイクロペイメントとマイクロペイメントチャネルネットワークのプラットフォームです。
ネットワーク上の各サービスでオフ・チェーンとして機能します。

TONライトウォレット

Telegramアプリケーションに組み込まれるTONの専用ウォレット。
ライトウォレットの名前の通り、容量は軽くなるようです。

GRAMトークンの使い道

専用トークンのグラムは上のTON-Telegramウォレットを利用して、外部とのやりとりを実現します。

・TONノード(バリデーター)に支払われるガス
・バリデータ投票権利
・プラットフォーム上に構築されたアプリケーションの使用代金
・TONストレージ使用料
・その他、TON関連のコンポーネント利用料金

Telegram Open Network(TON)の将来性

内容を見る限り、

独自のブロックチェーン(TON)
PoSとBFTシステム実装
分散型ストレージ
スマートコントラクト
ライトニングネットワーク
マイクロペイメント

など、一通り第三世代のブロックチェーンが持っている特異技術を実装できるようです。

ホワイトペーパーは久しぶりに見るレベルに文章が長くて(約120ページ)、読むのに疲れました・・・。
さすがです。

これが実現すれば、テレグラムは情報伝達だけの手段としてではなく、あらゆる支払いやデータ移動などに対応できるアプリを実現できそうですね。

ロードマップを見る限り、今年中にテストネットワークを構築し、Telegram Walletをローンチする予定になっています。
その他の付帯サービスは来年に予定されていますね。

あと、このトークンセールが始まった時、幾つかの偽サイトが乱立したようです。
今の所、こちらではトークンセールの公式サイトなどは確認できていないので、その辺のサイトに安易にアカウント登録などしないようにしたほうがいいですよ。


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