金融庁は、FSHOなどみなし仮想通貨交換業者3社に対し、業務停止命令や業務改善命令を発しました。
virtualmoney
今回業務停止命令を出されたのは、FSHO、エターナルリンクの2社です。
FSHOに関しては、以前3月に一度業務改善命令を受けていたにもかかわらず、その姿勢が認められていないとして、業務停止命令を受けています。
LastRootsは、今の時点では業務改善命令を受けている状態です。
業務停止・改善命令を出された企業の内容
FSHOは、2014年設立の神奈川県にある仮想通貨取引サービスの会社です。
仮想通貨取引の他に、電子ギフトの買取もやっている模様。
現在のサイト内の状況は一部停止しているページもあるようで、サイト内は混沌とした状況にあるようです。
サイトの概要もみる限り、どこかの民間金融や夜のバイト求人のような雰囲気を出している「いかにも・・・」な感じの見た目です。
まだ、サイト自体は残っていますが(検索すると出てきます)、少なくとも僕は、とても安心して取引できるようなところではないと思います・・・。
エターナルリンクは、意外にも2010設立という仮想通貨業界ではかなり古参の分類に入る企業で、会社自体は仮想通貨取引事業のほか、アフェリエイト、Web作成などもやっているようです。
名前の通り、あの(いろんな意味で)有名なエターナルコインを扱っている会社です。
同コインもかなり前から、少なくとも僕が初めてビットコインを知った時からすでに存在するものでしたが、未だ一般取引所には上場していないようです。
同サイトではすでにこの業務停止命令をアナウンスしており、素直に命令に従っています。
LastRootsは、他の2社とは違ってある程度しっかりした感じに見えます。
しっかりと運営会社の顔を出しており、ユーザー側でみる限りは怪しい雰囲気もありません。
同社に関して、関東財務局からの説明では、
~内部監査の未実施など、法令等遵守や適正な業務運営を確保するための実効性ある経営管理態勢が不十分であるほか、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策、利用者財産の分別管理並びにシステムリスクに係る実効性ある管理態勢が構築されていないことが認められた~
となっています。
kantou.mof.go.jp
内容をみる限りでは、コインチェックで不足していたようなセキュリティー関連と、経営管理態勢に関しての指摘のようです。
同社が発行するc0ban(コバン:RYO)は、日本発祥の仮想通貨として広告関連のインセンティブ?のような役割を果たすようです。
このコインについては、意見が賛否両論で分かれているようです。
中には「詐欺」という声も上がっていますね。
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