今回はちょっと難しいプロジェクト、Aelfに関しての記事になります。
公式は日本語対応のくせに専門的でなかなか理解に苦労しましたが、できる限り頑張って解説してみました。
目次
仮想通貨Aelf(エルフ:ELF)の特徴
最大供給量:260000000(2億6千) ELF
システム(アルゴリズム):DPOS
公開日:2017年12月18日
開発:中国
公式:aelf.io
ホワイトペーパー:grid.hoopox.com
分散型クラウドコンピューティングのブロックチェーンネットワーク
われわれはAelfを効率の高くてカスタマイズ可能なオペレーティングシステム(OS)として、ブロックチェーンコミュニティーでは「Linuxシステム」になることを想定しています。ノードがクラウドサーバー上でフルに実行
各スマートコントラクトが独自のブロックチェーン上で作動
トークンホルダーによる委託投票制度(DPOS)
一本のメインチェーンを基準として、複数のプライベートチェーンを含むサイドチェーンが繋がった構造。それがクラウドサーバーで動くことで今のブロックチェーンの処理能力を向上させることを目的としたプロジェクトです。
マルチチェーン並列コンピューティングネットワーク
メインチェーンをバックボーンとして複数のサイドチェーンが繋がった「分岐型エコシステム」を構成します。
もう、新しいアプリなどを作るたびにそれに合わせて一個ずつサイドチェーンとスマートコントラクトを用意して単1のトランザクションを処理しようってことだと思います。
これらサイドチェーンは「メルクルツリー」と呼ばれる形式をとって、メインチェーン経由で相互作用しますが、それぞれで独立しているため、一本ずつ追加したり消去したりできます。
また、サイドチェーンにはそれ自体をメインとして、さらにサブチェーンをつなげることが可能で、これを「ツリーブランチ」と呼びます。
チェーンが用途に合わせて、木の枝みたいに次々に分岐できるってことでしょうね。
なお、マイナーはブロック生成のために、これら複数のチェーンの情報を紐付けて(インデックス付け)同時記録するようにできているみたいです。
DPOS(Delegated Proof of Stake)とは
Proof of Stakeは通貨を保持するだけで、保持割合によってブロック生成権(取引承認権)が与えられるものですが、このDPOSではそれに加えて投票権が与えられており、代表として選ばれた通貨保持者だけがブロック生成権をもらえます。
ちなみにAelfでは、サイドチェーンのコンセスサスアルゴリズムはこれとは違ったもの、例えばPoWとかに変更できるみたいです。
Aelfカーネル
Linuxカーネルを参考にして構成されたシステム。
ブロックチェーンで容量の取り合いにならないように「ブロックチェーンの分割」という概念を取り入れ、最小のブロックチェーンシステムを構築します。
また、現状のトランザクションデータは順次処理にありますが、ここではブロック内の複数あるトランザクションをグループ分けして、グループごと一気に並列処理します。
ELF Tokenとは
ELFトークンは、スマートコントラクトの展開、システムの操作およびアップグレード(取引手数料、クロスチェーン・データ転送料金)など、システム内のリソース料金(手数料)を支払うために使用されます。
仮想通貨Aelfの将来性
このプロジェクトではICOによる個人向けの資金調達をせずに企業からの出資で立ち上げています。その後すぐに海外取引所Binanceへ上場。
またしばらくの期間、どっかのキャンペーンみたいにトークンのAirDrop(無料配布)がなされているようです。
Twitter・github・telegramとの連携でポイントがたまってその分のトークンがもらえるようですね。
・・・そのせいかこの通貨に関する記事ではその話題が多いです。ICOはやらないのにこういうことはやるんだなあ〜。
これに関してはイケハヤさんも言及していますが、宣伝の手伝いをトークンでうまいこと釣ってます。
チャートに関しては今のところ右肩上がりでぐんぐん伸びていますね。まあまだ数ヶ月なので今後どうなるかわかりませんが。
仮想通貨Aelfの購入方法
海外の取引所
Binance
でほとんどの量を扱っています。