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仮想通貨Nxt(ネクスト:NXT)の基本情報
最大供給量:1,000,000,000(10億) NXT
システム(アルゴリズム):PoS(Proof of Stake)
公開日:2013年11月24日
認証時間:1分
公式:nxtplatform
現在(2017年12月時点)、仮想通貨ランキングで28位
価格は1NXT = 60円程度です
Nxtは、Bitcoinのような先駆的な暗号化通信の最初の波の機能をベースにした先進的なオープンソースのブロックチェーンプラットフォームです。
NXTプラットフォームには、NXTデジタル通貨自体に加えて、分散資産取引、マーケットプレース、投票システムなど、多くのコアレベルの機能が含まれています。
アルトコインの中では古株の部類で、何年か前からひっそりと存在していました。
最近の仮想通貨ブームで知名度が上がって一気にその価値が上がったようですね。
また、開発されて年数も経っているので、プロジェクトもガンガン進んでいるようです。
Proof of Stake(所持による証明)の代表的な通貨
仮想通貨界では、認証方式PoSを比較的新しい段階で採用したプロジェクトとして有名です。
※もっと昔の段階ではPeercoinという通貨が採用しています。
このPoS(Proof of Stake)とは、
保有しているコインの量に応じて鋳造(フォージング)がやりやすくなるシステムのこと。
ビットコインに関してはPoW(プルーフオブワークス)という採掘(マイニング)による認証方式がありますね。
このPoSはそれと同じ認証の話になりますが、認証方法が違うという話です。
なお、このPoS方式で方法で認証することを鋳造(フォージング)と呼びます。
PoSのメリット・デメリット
この辺は話し出すと、それだけでかなりの文章になるので、ざっと流します。
まずメリット
この方式はもともとProof of Workの弱点を補うために開発されたと言われています。
②51%攻撃に対して強い
で、デメリットは
②金持ちほど有利
こんな感じです。
このPoSの採用、応用した仮想通貨はその後沢山出てきますが、その中でもかなり古い部類に入るのがこの通貨になります。
仮想通貨Nxt(ネクスト:NXT)の主な機能
現在のNxtの機能は
独自トークン発行
分散型取引所
メッセージ送信
クラウドストレージ
投票システム
マーケットプレイス
匿名送金
など、多岐にわたります。
全部載せるのは正直めんどくさい笑ので、とりあえず概要だけでも載せておきます。
独自トークン発行
Nxt Monetary System(通貨システム)では、ユーザ定義のトークンを作成して取引することができます。
作成したトークンは、分散型Exchangeブース機能を使用することでNxtシステム内で使用できますし、MS通貨システムをサポートする外部取引所でも使用でき、プロジェクトとしてNxtコア外でも自由に取引することができます
デジタル通貨を必要とする個人やプロジェクトが、トークンを迅速に作成し、確立されたNxtブロックチェイン、ソフトウェア、およびネットワークを利用してすぐに使用を開始できるようになっています。
分散型取引所
Nxt Asset Exchangeは、Nxtソフトウェアに直接組み込まれたピアツーピア取引であり、Nxt資産での安全で迅速な分散型取引を可能にします。
これにより、資産を移転する必要がなくなり、外部の代理店やビジネス業者を使う必要なく、Nxtを幅広く活用できるようになります。
メッセージ送信
NXT Messaging system(NXTメッセージングシステム)では、NXTブロックチェーン上でデータを送受信することができるため、Nxtアカウントの所有者は他のすべてのアカウント所有者と直接通信できます。
クラウドストレージ
Nxt Data Cloudは、分散型のデータストレージシステムです。
Nxtトランザクションの記録を保持するだけでなく、ブロックチェーンを使用してユーザー定義のデータを格納することもできます。
様々な形式のデータをNxtブロックチェーンにアップロードし、情報を保存、取得、公開するための安全な方法(および必要に応じて永久的な方法)を提供することができます。
なお、Nxt Messagingはこの機能を利用してブロックチェーンにデータを埋め込み、Data Cloudはメッセージングシステムの拡張機能と見なすことができます。
投票システム
分散されたシステムや組織では、コンセンサスに到達する手段が必要です。
世論を評価したり候補者を選出したりといった単純な投票の作成に加えて、Nxt Account Controlシステムの一部として使用され、ユーザーのグループによって承認または却下されます。
このNxt投票の結果は、プロジェクトによってさまざまな形で利用できます。
ちなみに投票は、特定の資産や通貨の保有者に限定することができ、投票を完全に公開することもできます。
マーケットプレイス
Nxt Marketplace機能を使用すると、販売する商品をリストし、ブロックチェーン上で販売することができます。
ビジネスを行うために外部のマーケットサイトに頼る必要はありません。
取引自体は売り手と買い手の間で直接行われます。
匿名送金
この匿名化は、Nxt Coin Shuffle(コインシャッフル)システムを使用して行うことができます。
ユーザーは、既存のユーザーアカウントとユーザーが提供する新しい受信アカウントとの間のランダムなマッピングを作成することにより、ユーザーが資産を他のユーザーの資金と迅速かつ効率的に混在させることができます。
Nxt実装は、分散型ブロックチェーンで実装される最初のシャッフルシステムであり、もともとBitcoin自体で実装されるように開発されました。
NXT 2.0(Ardor)
このプロジェクトは2016年5月に発表されています。
xt 2.0は、従来からあるNxtを本番環境で2年半以上稼働させた経験から構築され、スケーラビリティ、プライバシー、通貨流動性、ユーザビリティという現実の問題を解決することを目指して発足されました。
Nxt Blockchainの最初のバージョンのすべてのコア機能を保持しつつ、安全でスケーラブルな子チェーン(サイドチェーン)を追加することでネットワークのスケーラビリティ(拡張性)と開発の自由度の向上させています。
メインチェーンで承認作業を行い、その他の作業はサイドチェーンで実行するというもの。
※このxt 2.0はのちに仮想通貨Ardorとして、Nxtのブロックチェーン技術を子チェーン(サイドチェーン)を通して利用できるような形で成り立ってます。
スケーラビリティの問題
最近何かとこのスケーラビリティという言葉が出てきていると思いますが、そもそも分散型を売りにしている仮想通貨には管理者がいないため、定期的な管理者によるアップデートというものが存在しません。
ビットコインに関しては、もう世間で「容量が少ない」「送信が遅い」とか散々言われていますね。
機能を拡張する余裕、つまりスケーラビリティが向上すればそもそもこんなに分岐(ハードフォーク)する必要もないわけです。
毎回、容量を上げるたびに分岐していたら通貨としてはたまったもんじゃないです。
NXTの将来性
ここ最近の仮想通貨ブームで、長年下のランクあった仮想通貨が再評価されてきています。
NXTのチャート見ると、11月後半から一気にその価格を上げてきています。
全体の歴史では、上昇下降を繰り返している通貨で、なかなか安定した上昇トレンドを作ることができていないですが、ランキングでは着実に上昇しているところを見ると、買っておいて長期保持するのが良いかと。
NXTの購入方法
取引所は
bittrex
poloniex
などの大手に長年廃止されることなく採用されています。
安定感は抜群ですね。
ぜひ日本での上場も期待したいところです。