ビットコインは辛い時期に入りましたね、
今回はかなりの暴落っぷりのようですが、そもそも今まで上がりすぎっていう感じでしたよね。
そんな中でも新しい仮想通貨は次々に誕生しています。
その中でも今回は大手QUOINEが主催する大型プロジェクト「LIQUID」に関しての解説です。
目次
仮想通貨QASHの基本情報
最大供給量:1,000,000,000 QASH
システム(アルゴリズム):イーサリアム、ERC-20
公開日:2017年10月10日
公式サイト:Liquid
QUOINEは、すべての市場に最高レベルの流動性を提供するために、暗号化交換のグローバルネットワーク全体を結び付ける関連サービススイート(プライムブローカレッジ)を備えた単一のグローバルソース取引プラットフォーム(World Book)を立ち上げています。
現在(2018年1月17日時点)の仮想通貨ランキングで44位。
価格は1QASH = 183円です。
QUOINEとは、平成29年9月29日に日本の金融庁から正式に「仮想通貨交換業者」に登録されている仮想通貨取引所です。
日本では最近有名になってきましたね。
この通貨「QASH」はそこの運営元から発行されたものだと思ってもらっていいです。
正式にはプロジェクト「LIQUID」を立ち上げた際に発行された仮想通貨がこれなんですが、LIQUIDのICO(資金調達)はQUOINEが直接行っているので、実質QUOINEが自身で発行しているものと思ってもらって大丈夫だと思います。
その分、ICOに関してはQUOINEが責任を持って行うので、他のものよりはるかに安全に進められています。
国内のプロジェクトとしてはCOMSAに次ぐ大規模プロジェクトとして、この業界ではちょっと有名になっているようですね。
LIQUIDプラットフォーム
暗号通貨経済において、取引の生命線である流動性が欠けている現状を改善するために、暗号通貨取引所のグローバルネットワーク全体を結び付けるプラットフォームとして立ち上げられました。
システムの肝はサイドチェーン(Sidechain)の実装によって各取引所を実質つなげているということ。
World Book(ワールドブック)
仮想通貨取引所は株式取引所と違って世界中に何箇所も点在しています。
それでいて、それぞれで同じ取引ペアの通貨を扱っていたりしていますが、取引所の大きさ(参加人数)によって取引量が大きく違うことがあります。
つまり同じ取引通貨ペアでも取引所によって、高かったり、安かったりするわけです。
プラットフォームの機能であるWorld Book(ワールドブック)は、世界中の多様な取引所のオーダーと価格を、流動性の高い単一のオーダーブック上に統合し、選択した通貨建てで発注することができるマルチマーケット・オーダーブックを提供します。
マイナーな取引ペアでも、十分な取引量があるオーダーで発注することが可能になるそうです。
マルチマーケット・オーダーブック
ワールドブックは2種類のオーダーブック(板)から構成されています。
内部オーダーブック:
ワールドブック内でユーザーが発注したすべての注文の為替調整済み注文のオーダーブック。
外部集約オーダーブック:
内部オーダーブックの注文以外の、世界中の取引所の注文にリンクした為替調整済み注文のオーダーブック。
こっちの方が外部の取引所にリンクしていて、オーダーブックに流動性を束ねているようです。
アーキテクチャ(設計内容)
LIQUIDプラットフォームの設計部分は大きく3つに分けられます。
マッチング・エンジン (ME):
一秒当たり数百万件の取引を処理することが可能な通貨ペアサポートシステム。
クロスカレンシー換算エンジン (CCCE):
ほぼ瞬間的で自動的な通貨換算システム。
スマート・オーダー・ルーティング (SOR):
実際の購入注文を反映させる部分。
本体の取引所のほか、外部仮想通貨取引所、為替取引所などを駆使して取引をリアルタイムで可能にする。
プライム・ブローカレッジ
カウンターパーティリスク(取引所崩壊のリスク)の軽減、資本効率の向上を目的としたサービスで、そこらじゅうにいる投資家やトークン所持者をつなげるワールドブックの主要ツール。
僕みたいにいろんな取引所を開設して管理しなくても、このサービスツールでは一箇所で全ての仮想通貨資本を管理できるので、効率が良くて、しかも各取引所の倒産リスクをなくすことができます。
また、法定通貨に関して、QUOINEは外部のそれぞれの仮想通貨取引所で採用している銀行口座との関係性を築いていて、それらを活用することで国際的に法定通貨の送金を迅速に完了させることが可能になるということです。
さらに別の機能として、ユーザーが現存の残高を活用できるように、法定通貨またはクリプト・トークンのいずれかを担保として借入れを行うことができます。ちなみにQASH自体は、取引の担保としても使用することができるそうです。
逆にトークン保持者はそのトークンを有償で貸し付けることができます。
システム・コロケーション
同社の強固なプライベート・サーバの一つにおいてコロケーションを提供、主流プログラミング言語に対するサポートも行うそうです。LIQUIDプラットフォーム上で独自のプロジェクトを展開できるということでしょうね。
自動取引
LIQUIDプラットフォームでは、公開されている自動アルゴリズム戦略リストから選択した方法で自動取引を行えるようにするそうです。
QUOINE LIQUID TOKEN (QASH)
QASHは、LIQUIDプラットフォームとQUOINEの既存の取引所プラットフォーム(QUOINEX・QRYPTOS)により提供されるすべてのサービスの燃料(手数料)として使用できるクリプト・トークンです。
QUOINEが展開するプラットフォームでの手数料の他、与信の担保としての使用も想定されています。
QASHの将来性
QryptosとQuoineは無しにしても、三ヶ月での上場率としては良い方です。
いきなり中国の超大手であるHuobiにも上場しているところは凄いと思います。
また、QASHトークン自体はICOを無事に完了し、金融庁(関東財務局)への登録も済ませてあります。
さらには2019年第2四半期までにイーサリアムブロックチェーンから独自のブロックチェーン(QASHブロックチェーン)への移行を目指すそうで、既存のプログラミング言語(Python)にも対応できるようにするそうです。
取引所を先に世界に出しておいて後から専用トークンを一気に広めるっていう感じです。
最終的にICOは80億円を1日で売り切るという驚異的な結果を叩き出しています。
国内ですでに広まっているCOMSAはいろいろ言われているものの、順調な規模で拡大していますし、それを考えると、今回のプロジェクトもかなり期待できそうですね。
チャートは見る限りまだまだ余裕を残しているみたいですね。
現時点ではビットコインの暴落によってほぼすべての仮想通貨が押さえつけられていますので、今後どうなるかが気になりますね。
QASHの購入方法
発行元が運営する取引所である
Qryptos
Quoinex
それ以外では
Huobi.pro
Bitfinex
EtherDelta
などで扱ってます。
また、国内で採用されているということは、今後他の国内取引所でも扱われる可能性が高いです。
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