2018年5月1日、ルーマニアのビットコイン交換所BTCxChangeがプラットフォームの完全閉鎖をアナウンスしました。
すでに2月に法定通貨の引き出しが制限され、取引所の機能が止まり始めていたようです。
btcxchange.com
この取引所が設立されたのは、2014年。
わずか7ヶ月で2,000以上のユーザーを集めたという話題も過去に上がっていました。
今回の閉鎖について、公式での理由は「セキュリティー上の問題」とされていますが、具体的な原因はよくわかりません。
どうやら内部で何か問題があったようですね。
BTCxChange閉鎖の理由は
12月時点で、すでにユーザーへbitcoinなどの資金を引き出すように促すアナウンスをしています。
coindesk.com
以前から、この取引所ではプログラマーがシステムへのアクサス権を失ったとして、何度かユーザーへ資金を避難させるようなアナウンスがされていたようです。またこれとは別に「プログラマーリーダーがサーバーを人質にしている」という旨をアナウンスしています。
どうも運営元が安定していなかったようですね。
また、銀行口座も絶え間なく変更されていたようです。
ということはやっぱり運営上苦しい状態が続いていたということだと思います。
ことしの1月時点ではすでに取引所の銀行口座はすべて使えない状態になっていたようで、引き出し処理自体が出てなくなっていました。
公式では、その後の新しい銀行口座を探すことをしないという決断をくだしていました。
ルーマニアの仮想通貨市場
あるメディアでは、ルーマニア人の半数は暗号通貨を認識していて、少なくとも約3分の1はそれに対してポジティブな考えを持っているそうです。
bitcoin以外のもイーサリアムやビットコインキャッシュなど、ある程度のアルトコインも認知されているみたいですね。
国としても特にこれと言って厳しい規制もなく、政府も今のところは肯定的な考えを示しているようです。