auが3月末でテザリング機能の無料キャンペーンを終了するという話題が有名になっていますね。
今月からテザリングの契約をしている人は月額500円の徴収が始まります。
ただほとんどの人はこの告知を知らなかった?みたいで、中にはそもそも契約しているかどうかも理解していない人もいるようですね。
僕の場合はメディアで有名になるかなり前から、と言うか契約時からこのことに関してはauスタッフに言われていたので、有料化した後も別に「あー言ってた通りサービス期間戻ったんだね」っていう感じでした。
テザリングとは何か?
このテザリング(tethering)とは、簡単にいうと
と言えます。
つまり、ネット環境がなくてもこのテザリングを使えば、スマホの通信を使ってPCでネットを楽しむことができます。
言い換えれば、スマホをルーター代わりに使用できるとも言えます。
ただし、注意点としてパケット通信量が通常よりも多くかかる可能性があり、特にPCなどの大容量データを扱うものでテザリングを利用するのであれば、定額制の加入が強く推奨されているようです。
それにルーターに比べると、通信速度などはやっぱり劣るようで、接続もたまに切れることがあります。
通常この「テザリング」は有料オプションのため、使うためには申し込みが必要ですが、大抵の場合はキャンペーンにつられて知らないうちに契約しているはずです笑
テザリングの方法
一般的には設定画面等から「インターネット共有」で共有することによってテザリングが有効になります。
その後、対応させたい機器でそのテザリングを接続します。
無線接続だと、PCではそのままインターネット環境を開けば、Wi-Fiなどに混じって自分のスマホ名が表示させるはずです。
テザリングの種類
一般的にはWi-Fiテザリング、Bluetoothテザリング、USBテザリングの3つがあり、状況に応じて使い分けることができます。
無線接続
スマホ側の回線を、Wi-Fiで他の機器にシェアする機能です。
複数の機器を同時に接続でき、高速データ通信が可能になります。
有線接続
直接PCなどの他の機器につないで、充電しながらUSBケーブルを介してテザリングできます。
有線のため、無線と比べると安定しています。
ただ、ケーブルでつないでモデムとして認識させないといけないので、PC以外の機器(ゲーム機とか)では対応させるのがめんどくさいです。
無線接続
Wi-Fiがなければ、大抵僕はこれを選択する場合が多いです。
Bluetoothの通信速度に依存するため、やっぱり速度は遅いですが、ブログなどの作業では目に見えた支障は無い気がします。
テザリング対応機種
ただ、この機能はすべての機種に対応しているのではなく、各社対応している機種が表記されています。
iphoneシリーズであれば、iphone5以降のものであれば問題なく接続できるみたいですが、その他のスマートフォン(アンドロイド)に関しては、できるものとできないものがあるみたいです。
例えば、auであれば、このテザリング機能を利用することで、他のスマートフォン(4G LTE)、ケータイ(4G LTE)、タブレット、iPhone(iPhone 4S除く)、iPadでネット環境がないところでもネットを楽しむことができます。
各社のテザリングの違い
各社で通常の「テザリング」オプション利用料は若干違います。
いずれのキャリアも、事前申し込みが必要ですが、0円キャンペーン中のものは多分「後からオプション外せば大丈夫ですよ。」っていう感じに言われて流されるまま、付けている場合がほとんどかもしれませんね。
auピタットプラン、auフラットプラン20/30、データ定額20/30は月額500円
データ定額1/2/3/5などの少量データの場合は0円
※キャンペーンで4月まではすべてのプランで0円でした。
通常、大容量データプラン「ウルトラパック」は月額1000円
また、2016年4月以前に発売されたドコモ スマートフォンおよびドコモ タブレットでのテザリングのご利用には、spモード契約(月額300円)が必要です。ただしBluetooth DUNプロファイル(アンドロイド2.1以上標準対応)があればその限りでは無いようです。
※4月まで無料と告知されていましたが、報道発表資料によると、2017年7月31日に無期限延長にすることを発表しています。
データ定額 20GB~50GB、家族データシェア等は月額500円
データ定額ミニ 1GB/2GB、データ定額 5GB、データ定額Sは無料
※無料キャンペーンで6月20日まではすべて0円です(2018年4月6日時点)。
今のところau以外は無料キャンペーンを実施しているようです。
ただ、ソフトバンクはすでに有料化のめどを付けています。
なぜテザリングは有料か?
ユーザーとしては通信量を増やしているわけでもないのに、オプションをつけるだけで毎月料金を取られるのは納得いかないこともあると思います。
これに関しては、PC接続環境での通信量の増加で、キャリア側への負担が増えることが警戒されているものと思われます。
PCでできる大容量データ通信をそのままキャリアを通して行うことによって運営会社の通信ネットワークに悪影響が出ることを懸念していると言う予想も出ています。
trendy.nikkeibp
確かにそのままPCのスペックで通信を行えば、キャリアへの負担は大きくなるでしょうね。
これを追加料金としてとることで一種の制限をかけていると言う見方もできます。