2018年3月30日にアップデートされたiOS11.3の機能により、iPhone本体でバッテリー状態が数値(%)で確認可能になりました。
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これによって、バッテリーの劣化状態を個人で監視できるようになり、さらにピークパフォーマンス性能の情報も確認もできるようになりました。
ピークパフォーマンス性能とは
これはiphoneに対して、2017年12月に指摘された問題で、海外メディアでも話題になりました。
その内容としては、旧型iPhoneで意図的にパフォーマンスを下げるように設計されていたもので、これはそれまではユーザーに告知されていませんでした。
このパフォーマンスとは、もともとiphone自体が持っている処理能力のことであり、ピークパフォーマンスは文字通り、iphoneでできる最大処理を行うときの状態です。
これに対して、アップルのアナウンスでは、このハイパフォーマンスはバッテリーの劣化状態に影響するものであり、劣化があると最大処理を行うときにシャットダウンする可能性があるということ。
上記の機能はそれを防ぐために実行していたとして釈明。
今回新しく追加された機能では、このパフォーマンスの管理をユーザー側で操作できるようになり、パフォーマンス管理機能が適用された場合はシャットダウンが起きないようにデバイス側で意図的にこれを操作します。
実際にどの程度の効果があるのかはわかりませんが、発覚後すぐにユーザー側で操作できるようにしたのはなかなか対応が早いと思います。
iPhone 6以前だと採用されていないということ
致命的な点は、この機能がiPhone 6以降のものにしか採用されていないということ。
公式によると、以前問題になったパフォーマンス低下問題では、同機能がiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plusの7機種に対し導入されています。
今回新しく導入された新機能は、いずれも以前からの問題に対しての改善として導入されたものだと思いますが、肝心の問題が起こった機種に対しては採用できなかったようです。
そして、僕のiphone 6でこの機能は使えません・・・。