もともとディズニーは色々と新しいことに挑戦してきた実績がありますが、なんと過去に一度ブロックチェーン事業に参加した経緯があるそうです。
その時の名残が今回の仮想通貨Dragonchain。
今回はこの仮想通貨について情報を集めてみましたので、紹介してみます。
目次
仮想通貨Dragonchainの基本情報
最大供給量:433,494,437 DRGN
システム(アルゴリズム):イーサリアムベース、ERC20
公開日:2017年12月1日
開発:ディズニー(シアトル)
運営:非営利団体Dragonchain Foundation
公式:Dragonchain
DragonChainはもともとDisneyが「Disney Private Blockchain Platform」として開発したもので、現在、非営利団体Dragonchain Foundationによってオープンソースプロジェクトとして引き継がれています。
どうやら、ディズニーが運営している仮想通貨プロジェクトとは言えないようですね。
情報として、現時点では「ディズニー自体は2016年にこのプロジェクトを中止」とWikiに書かれています。
wiki/Dragonchainより抜粋
もともとシアトルのディズニーカンパニー内のグループによって開発されたパブリック&プライベートのハイブリッドブロックチェーンプラットフォームでしたが、現在では元ディズニー社の従業員のグループが非営利団体「Dragonchain Foundation」を設立してこのプロジェクトを代わりに進めているようです。
詳しい経緯は下のサイトに記載されています。
translate.google.co.jp
Dragonchain Commercial Platform
このプラットフォームは主にビジネス向けに開発されたもののようです。
ここでは既存の言語開発環境(Java、Python、Node、C#、Goなど)を維持しながら、Blockchainアプリケーションを素早く安全に展開するためのアプリケーション開発者向けの商用プラットフォームを提供します。
主な用途
サーバーレスシステム(非中央管理的なシステム)とスマートコントラクトの実装
スマートコントラクト(Java、Python、Node、C#、Goなど)のための言語サポートを確立
スケーラブル(システム拡張性) – Amazon AWSとGoogleの導入
セキュリティー – ビジネスデータとオペレーションの保護
先進的な通貨の実装
スマートコントラクトライブラリ
既存通貨に依存しない
メリット
スムーズな市場投入
最高レベルのセキュリティ
高いスケーラビリティ
ビズネス用のプラットフォーム
公式の内容から見ると、スマートコントラクトなどを使用して、ビジネス向きでのプロジェクトをサポートするもののようです。
Dragonchainは、ブロックチェーン上の非集権的サーバーを使用してビジネス資産を保護することに重点を置いています。
日本でいうmijinの「Permissioned Blockchain」環境と同じような意味合いでしょうか。
これも同じくブロックチェーンを活用した社内用の技術として使えます。
DragonchainとEthereumとの違い
BitcoinやEthereumと同様、この技術には高いセキュリティーと技術が備わっていますが、ブロックチェーンの履歴は完全公開性の元に存在します。
一方で、このDragonchainに関してはオープン(公共性)とプライベートのハイブリットで構成されているので、一部の内容は公開して残りは非公開にできます。
ちなみにディズニーはもともとプライベートブロックチェーンとして開発をしていたそうですが、一部オープン化することで信頼性を得ることができるためこのハイブリット形式にしたようです。
初期の段階でイーサリアムブロックチェーン上でトークンを展開しているのは、単にイーサリアムウォレットなどの使い勝手が良いからだそうです。ただし、プラットフォーム自体は独立しています。
dragonsトークン
Dragonchainでは、トークンとしてdragonsというものが存在します。
このトークンはブロックチェーンプラットフォーム内で商品やサービスと交換することができます。
手数料的なものだと持ってます。
Dragonchainの将来性
ディズニーが仕組みを作ったということで有名のようですが、肝心の本家は途中で開発を中止、今では無関係のようにも思えます。
まあでもそれはそうとして、このプロジェクトの内容自体は悪くないと思っています。
最近ではCogint Inc.(ナスダック:COGT:2005年)とこのDragonchain社が戦略的提携を結んだと発表しています。
prnewswire.comより
このCogintはNASDAQ上場会社で、ビズネス向けのクラウドベースの情報分析をメインにしているようですが、日本ではあんまり知られていないようですね。
同社では「資産追跡、ID照合、不正防止、Dragonchainブロックチェーンプラットフォームとの安全な取引を提供するために、コギントの差別化された能力を組み合わせることで、企業によるプラットフォームの採用が加速されると考えています。」とのコメント。
今の時点では、チャートは見る限り階段状に上がっています。
上がった後しばらく停滞、そしてまた上がるの繰り返しのようですね。
まだ一ヶ月しか経ってないので何とも言えないですが、知名度はあるので今のうちにある時期まで持っておいてもいいかもしれないです。
Dragonchainの購入方法
海外の取引所
EtherDelta
Coinexchange
など、まだマイナーなところでしか扱ってないようです。
他にも取引所はあるんですが、上記の取引所であれば僕自身持っていますし、その辺のわけわからないところよりはるかに危険性はないと思ったのでピックアップしています。
アルトコイン(草コイン)を買えるオススメの取引所比較
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