コインチェックから盗まれた仮想通貨「NEM」がほぼダークウェブ上で完売

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1月26日に仮想通貨取引所「コインチェック(coincheck)」から盗まれた約580億円分(流出時点)の仮想通貨NEM(ネム)が、3月22日時点でほぼすべてがハッカーから第三者の口座に渡ったことが確認されたそうです。
news.yahoo.co.jp

なお、このことに関して、四日前の18日にはすでにNEM財団が流出したXEMの捜索を打ち切ったことが明らかにされていました。

NEM.io財団がハッキングされたNEMの追跡打ち切りを決定、モザイクも消去との報告
3月20日にmediumの公式文章で発表された内容では、コインチェックから流出したNEM(XEM)について、モザイクタギングシステムの削除を...

NEMの捜索には、モザイクによるマーキングでの追跡がここ最近まで行われており、理論的にはすべてのマーキングされたXEMが追跡できていた状態だったそうですが、今回の件でそのモザイク付きのNEMはほぼすべて不特定多数のダークウェブ上の購入者に渡ったことになります。

交換された通貨がMoneroなどの匿名性の高い通貨であった場合は、交換後の通貨の追跡と特定は完全に不可能になり、事実上これでハッカーはNEMを完全に盗み切ったことになります。

ただ、交換したにせよ、これだけの資金を今後どこに隠すのか?

特に国内では、普通の口座に入金したとしても明らかに目立ちます。
いくら匿名性の高い通貨に交換したとしても、最終的には現金に変える必要性があります。

そう考えると、犯人側としては今後も気を緩める余裕はないような気がします。

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