人型ロボット「Pepper」にランサムウェアに感染させる実証デモが怖すぎる

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米セキュリティ企業のIOActiveは3月9日、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」「NAO」の脆弱性を突いてランサムウェアに感染させ、ロボットを遠隔操作する攻撃の実証デモを公開ししています。
blog.ioactive.com

実証では、NAOなど複数のロボットに、ランサムウェア攻撃に利用できる複数の脆弱性を発見したのちに、コンセプト実証のためのランサムウェアを開発して遠隔操作機能を利用した攻撃方法をテストしています。

この脆弱性については、2017年1月に「Pepper」を使用しているソフトバンクに連絡したということですが、修正がされた様子がないとのことです。

この方法で攻撃を受けた場合、例えば全ロボットを停止させたり、公共の場でロボットの画面表示にアダルトコンテンツを表示させたり、ロボット事態に暴言を履かせることもできるそうです。
現時点で、こうしたAIロボットを使う企業は少ないものの、今後はほぼ100%普及することが予想されると思います。

そうなった時に、今の多くのデジタル社会、フィンテック企業において課題になっているマルウェアなどのウイルスに対するセキュリティー問題がロボットにも拡大することは避けては通れないと思います。

ハッキングなどができるできないというよりも、これは単なる市場シェアの問題であり、ロボットの普及が拡大するにつれていずれは起きることでしょう。

世の中では、将来的にロボットの自立化による反乱なども考えられている一面もあるようですが、それよりも先にこのような脆弱性に対する外部からの攻撃の問題を気にした方がよほど現実的ではありますね。

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