暗号資産ウォレットのiPhoneアプリ「tokenPocket」(トークンポケット)の評判と使い方

シェアする

今回はトークンポケット株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:林田智樹)よりリリースされたiOS対応のスマホウォレットアプリ「tokenPocket」を実際に使ってて、その結果を見てみます。

スポンサーリンク

tokenPocket(トークンポケット)とは

2018年3月にトークンポケット株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:林田智樹)がリリースしたイーサリアム及びERC20トークン専用のスマートフォンウォレットです。

現時点ではiOS専用のアプリにのみ対応したソフトウェアウォレットをリリースしています。

このトークンポケット株式会社では代表(CEO)を務める林田智樹氏とその関係者はいずれもリクルートの社員であり、情報を見る限りは特に仮想通貨関係の開発者ではないようですが、何れにしてもリクルートの関係者ということであり、信用面では他のものよりもまだ信用できそうな感じ。

tokenPocket(トークンポケット)を使ってみる

実際に使ってみます。

とりあえずApp Storeから同名で検索。
ダウンロードします。

最初の画面はこんな感じです。
新規ウォレットと既存ウォレットのインポートができるようです。

今回は新しくウォレットを作ってみます。
行う作業はパスワードの入力と規約の同意です。

これだけで準備は完了。すごいシンプルですね。

他のデクストップタイプなどは、作成の際にパスフレーズの控えを推奨されたりしますが、このウォレットだと、後から任意でKeystore(ウォレット情報全部が入った暗号データ)の暗号文字列を好きなところに保存します。

ただ、バックアップしない限りは使用できないようになっているみたいですね。


ちなみにこの暗号文字列はその英数字をそのままPCのメモ帳(テキストエディット)などに別でファイル保存してから、そのままMyEtherWalletなどでインポートできます。
本当に暗号の文字列をまんま好きなところに保存するような感じです。

tokenPocket(トークンポケット)の入金方法

実際にMyEtherWalletから送信してみます。

tokenPocketの受信アドレスは画面上から入るアカウント情報で閲覧できます。

とりあえず、ERC20トークンを送信します。
送信は問題なく完了したものの、アプリには表示されません。
どうやら、トークンの追加が必要なようです。

下にある「トークンを追加」をクリック。

次の画面で名前を検索して出てきたトークンにチェックを入れます。

これでトークンの表示ができます。

tokenPocket(トークンポケット)の送金方法

送信は他のものと同じように宛先に送信するだけです。
画面は手数料の設定が直感的にできて、ちゃんとETH表示で表示されます。

なお、これはギリギリいっぱいで送信すると、手数料分が足りませんと表示されます。
どうせなら、手数料分を含めての料金で表示して欲しかったところ。

tokenPocket(トークンポケット)の基本設定

アプリはかなりシンプルに設定されています。
HOME画面右上から設定のようなものに入ることができますが、そこでの操作も金額表示を設定する程度のもの。

秘密鍵は見ることができないようです。
(取得しようと思えばできるようですが)

また、ウォレット内で幾つかのウォレットデータ(KyeStore)を作ることはできますが、Copayなどのビットコインウォレットみたいに複数のアドレスを作ったりできないみたいです。

tokenPocket(トークンポケット)の評価や感想

まだ、リリースされたばかりのため、機能面では非常にシンプルな作りになっています。
なので、最低限度の機能しか備わっていないようですが、今後のアップデートには期待したいです。

ただ、イーサリアム系のトークンをスマートフォンで管理するメリットを個人的にはあまり感じられません。

ビットコインでは支払いに使用できる機会がありますが、投資の要素が強いアルトコインではリスクを考えると、どうしても現時点ではPCかハードウェアウォレットによる管理が優位になります。
(PCを持っていない人にとっては便利なのかもしれませんが)

とにかくセキュリティーが一番の問題ですね。

ただし今後、例えばスマートフォンから直接違った仮想通貨を交換する機能(例えばクロスチェーン取引など)がついたりすれば、手軽に通貨の交換ができるスマホアプリとして、少額取引としては需要がかなり高まるんじゃないでしょうか。

tokenPocket(トークンポケット)の青は偽物?

アプリをインストールしようとしたら、トークンポケットに青色バージョンがあることに気づきました。
この手のアプリによくある偽物かとも思いましたが、そうじゃありません。
それぞれ違う企業が出している公式アプリです。

今回こちらで紹介したものは以下の企業から出されているアプリです。
こちらは本社が東京にある企業でアプリゲームなども展開しています。
トークンポケット株式会社

一方で青色のトークンポケットは海外企業のアプリです。
本家ツイッターのフォロワー数は15万強とまあまあ人気。
また、2021年ごろから「TokenPocket 日本公式」として日本向けにツイッターを開設しています。
tokenpocket

合わせて読みたい

あわせて読みたい

関連情報

関連情報

スポンサーリンク

シェアする

フォローする