BitcoinとZclassicの融合した仮想通貨Bitcoin Private(ビットコインプライベート:BTCP)とは? 特徴や将来性、チャートなど

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通常のビットコインと別の仮想通貨Zclassic(ジークラシック)の両方が同時にハードフォークを行い、共通の一つの通貨として、新たにBitcoin Privateを作ります。
特徴は、ビットコインのP2Pなどの基本的な能力に加えて、ZcashのハードフォークであるZclassicの匿名機能が備わった通貨となります。

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仮想通貨Bitcoin Privateの基本情報

通貨名(通貨単位):Bitcoin Private(BTCP)
最大供給量:21,000,000 BTCP
システム(アルゴリズム):proof of work(POW)、EQUIHASH(GPU)
※ASIC耐性あり
公開日:2018年3月?(当初は2月28日だった)
開発:Rhett Creighton(テキサス州出身)
公式サイト:btcprivate.org
ホワイトペーパー:btcprivate.org/whitepaper

総発行枚数に関しては、具体的には今あるビットコインの枚数1670万とZCLの300万の合計である1970枚が市場に出回る形になります。
また、リプレイアタックに対するプロテクションも装備されています。

fork-merge

今回のハードフォークはfork-mergeと呼ばれており、2つ以上の仮想通貨に対してのハードフォークという形で、それぞれのブロックチェーンが一つのブロックチェーンに分岐合流します。ちなみにこの方法での分岐は今回が初めてです。

BTCPの受取方法

受取の比率は1:1ですが、これは総量に対しての比率です。

実際の受取は、それぞれの合計数が総量となっているため、例えばビットコイン:1BTCとZclassic:5ZCを対応する取引所(またはウォレット)に所持していた場合、合計である6BTCPが配布される形になります。

スナップショット

スナップショットとは簡単に言えば、ある時点での状態(データ)を次の新しいものへとコピーさせることです。
BitcoinとZclassicのスナップショットは、2018年2月28日の午後5時(UTC)午後5時にタイムスタンプされた最初のブロックに設定され、フォーク/メインネットの起動(配布)は約2日後に発生します。

以下はスナップショット時点のブロック数
block:511346
block:272991

ビットコインとBitcoin Privateの違い

基本的は従来のビットコインに匿名機能が付加されたものだと思えばいいですが、細かい点で機能が拡張されています。

匿名機能

Bitcoin Privateには、Zclassic(ZCL)で採用されているzk-snarksと呼ばれる匿名機能が付加されています。
これは従来からZCashに採用されていた機能であり、ゼロ知識証明とも言われています。

これはその名の通り、送信者、受信者、送信データの内容の全てを第三者に公開せず、その内容を一切明かない上で、不正がない取引(トランザクション)であることを証明して送信を行う方法です。

個人の位置情報や過去の取引履歴、プライベートな情報などや、特にビジネスでの利用で競合他社に知られたくない情報などは、この方法を使うと、非常に効果的です。

一方で、資金洗浄やマネーロンダリングの場所として使われる可能性もあるために、現時点ではこのような匿名機能を持った仮想通貨は国内では扱われていません。

ブロックサイズと承認時間の変更

Bitcoinのブロックサイズ(ブロックあたりのデータ容量)が1MB、ブロック承認時間が10分に対して、このBitcoin Privateはブロックサイズ2MB、承認時間2.5分となっています。

Difficulty Adjustment(難易度調整)

この難易度というのはマイニングする上でのブロック生成難易度のことを指します。
通常のBitcoinでは、これを10分に一度生成できるように調整されていますが、定期的なバランス調整として2週間に一度Difficulty Adjustment(難易度調整)を行っています。

このBitcoin Privateではその難易度調整をブロック毎に行うことで正確な難易度に調整しているようです。

対応取引所の状況

現時点で公式サイトでは明かされていませんが、公式Twitterではすでに幾つかの取引所が声明を発表しています。
正式な情報は公式サイトのサポートやNEWSを確認してください。

・KuCoin
ZCLとBTCの両方にサポートします。

・HitBTC
上場も想定されています。

・Bittrex
Bitcoin Privateの市場サポートはできませんが、Zclassicウォレットでの分岐対応あり。
https://support.bittrex.com/hc/en-us/articles/360001271272-Statement-on-Zclassic-ZCL-and-Bitcoin-Private-BTCP-

・cryptopia
サポートはZCLのみ。
cryptopia.co.nz/News

BinanceについてはBitcoin Private公式Twitterでそれらしいツイートがされているようですが、現時点では不明。

対応ウォレットの状況

ZClassic Wallet
Electrum Wallet
Coinomi
ICONOMI(対応予定)

Ledger Nano Sサポート

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