最近はアプリで残業の証拠が残せる良い世の中になってます

シェアする

株式会社日本リーガルネットワークは、この度、残業の証拠を自動で残せる従業員向けスマホアプリ「残業証拠レコーダー」(以下、『残レコ』)で用いている証拠確保システムに関して特許を取得しました。
excitel

現状では、未払いの残業代を請求する際には、タイムカードなどの決定的な証拠が必要になります。

しかし、タイムカード自体は会社が管理しているため、容易に個人で記録することはできず、会社によってはそのタイムカードすら書き換えている場合があるので、実際に請求しようと思っても、ほとんどの人は泣き寝入りするしかないです。

それ以外の証拠として提出できるものとして、新たに開発され、特許まで取得したのが今回のアプリケーション「残業証拠レコーダー」です。

同アプリはAndroid、iPhone両方に対応している自動レコーダー。
今までも似たようなアプリはありましたが、これに関してはそれらとは決定的に違います。

このアプリは簡単な設定を行うことで、自動で残業時間の証拠を確保でき、さらにその情報を実際に示談交渉・裁判の証拠として使えるという特徴を持っています。

同アプリの運営会社は「株式会社日本リーガルネットワーク」というところで、主要メンバーには弁護士が二人在中しています。

同アプリは実際の記録から、それを弁護士に送る作業までは無料でできます。

一番の特徴は、実際の証拠として使えるという点でしょう。

僕は昔、ちょっとしたことから未払い残業代を請求する機会があったのですが、その時には毎回こっそりとタイムカードの写真を撮る必要がありました。

ただ、その時にはそのタイムカードですらちゃんと時間通りに押させてくれなかったため、あまり効果がなく、しかも取り方が雑なため、完全な証拠として扱ってもらえませんでした。

さらに言えば、実際に証拠として提出する際には普通は撮った証拠を全部紙にコピーして提出する必要があるため、何年もの期間があった場合はあまりにも非現実的な作業を課せられます。

つまり結論から言うと、未払い賃金を諦めることは当たり前で仕方のないこと、そういう状態が現実でした。

今はとにかくタイムカードが全て、という風潮にあるため、それ以外の証拠がなかなか通らないことがありますが、このアプリを使えばその記録自体が証拠になるので、上記のような面倒な作業をせずにすみます。

また、実際にこのアプリを使って残業代の請求を行った実績もすでにあるそうです。

なかなか良い時代になりましたね。

合わせて読みたい

あわせて読みたい

関連情報

関連情報

スポンサーリンク

シェアする

フォローする