株式取引所のマザーズとジャスダックの統合検討

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東京証券取引所を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)は、新興企業向け株式市場「マザーズ」と「ジャスダック」を統合する方向で検討に入る。
yahooニュース

現在の東京証券取引所では、市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ、TOKYO PRO Marketの5つが存在しますが、このうち新興市場の位置にあるマザーズとJASDAQを統合するという方向で検討がなされているそうです。

これらが統合することになれば、上場企業数が約1000社以上、企業価値を表す時価総額の合計が約16兆円の市場が誕生することになります。

JPXは既に、マザーズとジャスダックで異なっていた株式売買を仲介する証券会社が支払う手数料を16年9月に統一。
新興市場の再編に向けた環境を整備し始めています。

もともと、JASDAQ(ジャスダック)は大阪証券取引所が旧ジャスダックを吸収合併して作られた市場で、元の形は上場に至らない企業の株を扱う市場として存在していました。
一方でマザーズは、東京証券取引所が1999年に設立した新興市場で東証一部への成長を目指す企業向けの市場でした。

JASDAQにはある程度成長しきったベンチャーなどが多く、マザーズにはこれから一部へ上場することを目指している新しい企業が多いことが特徴です。今ではどちらも同じ東京証券取引所の傘下にあるため、その区分けも曖昧になっています。

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統合のメリット

市場の統一で、区分を簡単にする
新興市場自体の拡大
大きくすることで海外投資家の流入を増やす
など。

日本を代表する新興市場としての位置づけを明確にすることで、投資家の資金や上場企業を呼び込みやすくして市場を活性化させる狙いがあると思われます。

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