仮想通貨NEMが海外の取引所へ流出しているのが検出される

シェアする

仮想通貨取引所「コインチェック」からの流出問題で、1日未明、流出先のハッカーのものとみられる口座から初めて、個人などではなく取引所に送金されたことがわかった。
reuters.com

以前からNEM財団によってコインチェックから流出したNEMの行方が追跡されていますが、2月になって海外の取引所であるCryptopia(クリプトピア)とPoloniex(ポロニエックス)に送金が確認されたそうです。

スポンサーリンク

モザイク(Mosaic)で追跡するとは何か?

モザイク(Mosaic)とは、イーサリアムでいうERC20トークンと同じようなもので、NEMプラットフォーム上で独自の通貨を作るシステムのことです。現在国内取引所ZaifではCOMSAのトークンが二種類あると思いますが、このMosaicと、ERC20トークンでそれぞれ発行しています。

片方はNEMプラットフォーム上の独自トークンとして発行されているということです。

さて、現在コインチェックの流出問題では、同社の追跡システムがそのNEMが持っているモザイク(Mosaic)と呼ばれる技術を使って、強制的にマーキングを送りつけて追跡しています。

NEMブロックチェーンではすべてのアドレスが閲覧できるようになっているため、一個人でもアドレスを特定してピンポイントでトークンを送金することができます。

ただしあくまで追跡の範囲に限るため、それによって相手の保有しているNEMを移動させたり、無くしたりはできません。

ただ、これによって送られた取引所へそのNEMが不正なトークンだと知らせることで協力して換金を防ぐようになっています。

なお、複数回別のアドレスへ送るたびにこのマーキングは行う必要があるため、自動でマーキングするいわゆるBot機能を使います。

[ad]

合わせて読みたい

あわせて読みたい

関連情報

関連情報

スポンサーリンク

シェアする

フォローする